お天気に恵まれた先週土曜日、「ノリタケの森」で予定外のツアー参加を入れたので、名古屋城には4時前に到着。
名古屋城は1615年、徳川家康が尾張初代藩主、徳川義直(家康の9男)のために建てたお城。家康には子供が16人いたそうですが、側室もそれ以上いたようで、ダンナさんが英語のサイトで調べたら、16人の子供の後に among others と書かれていたので、多分子供は他にもいたんでしょうね、と話していました(笑)。
天守閣は立派です
戦争で名古屋城のほとんどが焼失したので、昭和34年に再建されたそうです。

「本丸御殿はあと40分ほどで閉館。待ち時間が30~40分はあるので、入場できない可能性があります」とチケット売り場でも、御殿の入り口でも盛んにスタッフが知らせていました。が、何と10分で入場できました
本丸御殿は今年6月に復元が完成して、中を見学できます。襖絵は城主のパワー誇示なのか、入り口付近の広間の襖絵は獰猛な動物画。
書院は、気品溢れた造りと美しい花鳥画
本丸御殿は部屋数が30ということで、次から次へとため息の出るような素敵なお部屋が出てきます。
シックな落ち着いた広間。一部屋は平均して20畳くらいでしょうか。。。羨ましい
煌びやかな欄間
色彩豊かですが、部屋の内装が落ち着いているので派手さが抑えられている感じです。
天井の造りも絵も芸術の才を極めたような。。。
というわけで、閉門も間近な中、本丸御殿を堪能してきました。イヤフォンの貸し出しがあるようなので、また行く機会があれば、説明を聞きながらゆっくり回れたら良いなあ、と思います。
フランスのベルサイユ宮殿などもそうですが、このような贅を尽くした建築物を見る時、この時代の庶民たちはこの贅沢さを支えるために貧困に喘いでいたのだろうな、と複雑な気持ちも起こります。一方、芸術を生み出すためには経済的にも精神的にも余裕がないと難しいところもあるので、複雑な気持ちの中、最高な美を鑑賞できる有難さもあります。人類平等になれば、このような贅沢さも生まれないのでしょうが、まず今の時代に於いても平等な社会は夢物語だと思うので、まだまだ格差によるマイナス面、プラス面を人類は経験していくのでしょう。
ともかく名古屋城、一見の価値ありです
