アシュワガンダは、学名: Withania somnifera。
インドに自生するナス科の常緑低木で、緑色か黄色の花を咲かせます。
アシュワガンダのパウダーを飲めば、馬の力を得ることができるということから、この薬草はアシュワガンダと呼ばれています(アシュワガンダとはサンスクリットで馬という意味)。
アーユルベーダ医学では、紀元前1000年頃にすでに紹介されおり、根を薬用として使われてきました。
アーユルベーダには、「回春強壮薬」または「強力な若返り薬」という意味の「rasayana」という言葉があり、アシュワガンダはそれ単体で「rasayana」の役目を果たす、特殊なハーブとして知られています。
アシュワガンダは、血液の浄化、健胃、滋養強壮、気管支・、関節、腰痛、子宝、抵抗力、抗ストレス、精力、リウマチなどに効果があり、近年の研究では、天 然の滋養強壮・精力向上・免疫力強化・抵抗力増加作用・抗ストレス作用・老化防止作用・脳機脳改善作用・抗炎症作用等多くの効果・効能が報告されていま す。
アシュワガンダは、シャタバリとともに「アダプトゲン」(抗ストレス)のハーブとして指定されており、またそのエキスは、アーユルヴェーダのバイアグラとか、インドのジンセンなどとも呼ばれています。


というのは、知っておくべき知識といことで、今度は私とアシュワガンダのかかわりみたいなものを、書いてみましょう。

アシュワガンダという名前にはじめて出くわしたのは2002年の夏でした。夏といってもそれはインドの夏で、4月か5月のことです。インドはこの時期がいちばん暑いのです。
それで私はダラムサラの上にあるマクレオドガンジというところに避暑に行ってたのです。
マクレオドガンジは、ダライラマをはじめとする多くのチベット人たちが住むところ。海抜1800mぐらいの高さにあるので、けっこうすずしいのです。そこ には、豆腐があり、しょうゆがあり、ギョウザやラーメンもある・・・チベット人の町だから。インドにいる日本人にはたまりませんね。
そこから30分くらい山のほうに歩くと、ヒマラヤが始まるわけですが、最後の小さな村のところに、いろんな薬草をあつかう露天商たちがいて、不思議なものがいっぱいありました。
そのなかのひとつが、アシュワガンダ。これを飲めば馬のような勢いのいいおしっこがでるよ、というわけです。
そのとき、私は腰痛だったので、このアシュワガンダとほかのいくつかのハーブを買ったのをおぼえています。

そして、2008年11月、いつも行くアーユルヴェーダの老先生が、「アシュワガンダを飲みなさい」と私に処方してくれました。
インドでは一般的な自然の滋養・強壮剤で、小さじに半分から1杯をミルクやはちみつなど一緒にとるのですが、味は「まずい」といえます。シャタバリもまた 滋養と強壮のハーブですが、こちらはたいへん飲みやすいけど、アシュワガンダやブラフミーなどは良薬口に苦しの口なのでしょう。
でも、毎日取っているうちに、なんかだんだん元気になるような気もするし、病気にもなりません。まわりはけっこう風邪ひいたり、熱出したりしているんですけど・・・私は今までのところなんとかもっているのは、アシュワガンダやシャタバリなどのおかげなんでしょうかね。


最近は、アーユルヴェーダのバイアグラなどというアシュワガンダ・エキスやミネラルをミックスしたものも出てきて、友人のSさんいわく、かなり効くともっぱらの評判だそうですよ。


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