私がはじめてシラジットというものを見たのは、7年前にダラムサラに来ていたときのことです。
ダラムサラの丘にマクレオドガンジという村があり、ここにはダライラマをはじめとするチベット人たちが住んでいます。
ここから、また億の方に20分くらい歩くと、山に入る前の最後の村があります。バグスという地名です。
ここは、けっこう多くのバックパッカーが、長期間滞在するところでもあります。
ヒンズー教の寺院もあり、インド人たちも多くやってきます。
その寺院へむかう道の途中にいろいろな屋台の店が出ていて、ここにアーユルヴェーダのハーブをあつかう店があるのです。まるで、漢方の薬のような不思議な根っこや葉っぱや、乾燥した花などを売ってます。
商品化されてないもともとのすがたのハーブたち、アシュワガンダ、ニーム、ローズ、インド産朝鮮人参などにまじって、わけのわからないようなものもたくさ んあるのですが、そこのおじさんに「シラジット?」というと、缶に中に入れた1キロくらいのシラジットの塊を出してくれます。



これが、ヒマラヤの山から里におりてくるときの姿です。
これをほんのちょっとつまんで、湯に入れて、砂糖をたして、寝るまえに飲むと、翌朝は、元気満々だ、と言ってます。
色といい、硬さ加減といい、大麻の樹脂成分に見たかんじが似ているので、間違われやすいので、残念ながら、扱うことはできませんが、これらがアーユルヴェーダの工場に行って、粉末にされ、他のハーブなどと混ぜられて、アーユルヴェーダの薬として市場に出ていくのです。



ここでは、10Gで120ルピーだと言ってました。
私は5G買って、ダラムサラにいるあいだはときどき飲んだりしてましたが、デリーに出てくるときには、残りは捨ててきました。
もったいないですけどねえ。
へんなトラブルに巻き込まれるのはいやですから・・・。
私は、昔、ニームのタブレットを持っていて、大麻と間違われて罰金を取られたことがある。ヨーロッパでしたけど・・・。へんないいがかりをつけられるのは、嫌なものですものね。
シラジットは夏のあいだにラダック地方の山間の村人たちが取りに行って、レー(ラダック地方)の商人がダラムサラに持ってくるらしいです。



その横には、ヒマラヤの岩塩がおいてありました。
白いほうはパキスタンから来るそうです。
アメジスト色のほうは、ブラック・ソルト(カラナマック)といわれて、やはりヒマラヤの山から出てきていたらしいが、最近はデリーあたりで壷にいれた塩を焼いて作るのだという風評がたっていて、ウキペディアあたりでも、そのように書いてあります。
もうヒマラヤにはなくなったのかもしれませんね。
でも、きれいな色でしょう。
私は、この色が大好きで、この塩も大好きだったんですけど・・・ま、世の中いろいろ変化していくものだから・・・ま、いいでしょう。
ところで、ここで売っているサフランは、1g40円でした。
完璧なにせもので、まるで乾燥した松の葉に赤い色をつけたようなものですが、湯に入れると、ほんものと同じような色がでてきました。わからない人には、見分けがつかないでしょうね。



見分けがつくようなら、誰も買わないでしょうけど。。。
さすが、というか。。。やはり、というか。。。インドはインド、です。


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