インドはナッツの生産が盛んでお店ではアーモンド、ピーナッツ、カシューナッツと並んで

赤いマサラのかかったナッツなども売られています。

インド人のおやっさんのビールのあて、という感じでしょうか。

 ナッツ類は好きなのですが、食べ始めると止まらないので

カロリーを気にしてあまり買わないようにしています。

 そんな私の目下のお気に入りは、Roasted Chana(ロースッテド・チャナ)

煎ったヒヨコ豆です。(ちょっと地味...?)


チャナ豆はヒヨコ豆のこと。英名ではChick Pea(ヒヨコみたいな形の豆)といい、

インドでは人気の豆で豆を煮込んだ料理「ダル」や「チャナ・マサラ」にしたり、

粉はヒンディ語でベサン・パウダー(Besan)と呼ばれ、野菜と混ぜて油で揚げたスナック、

「パコラ」(日本食の野菜のかき揚げのようなもの)にして食す。

ナッツとは異なり油脂分は少なく、タンパク質、ビタミン、亜鉛、葉酸が含まれる。

豆の代表格、大豆と比較してもタンパク質量では劣りますが、低脂肪、高食物繊維と

ダイエットに最適の食品といえます。



この煎りヒヨコ豆、カスカスとした歯ざわりとプレーンな味(わずかな塩気)がたまらない。

たま~に煎り方が足りないのか、爆ぜていない、負けん気の強いのもあったりして、

それは奥歯でガリッと噛む。

あらかじめ殻が剥いてあるものも別に売られていて、そちらも試してみたのですが、

殻の有る無しでこんなに味に違いが出るものかと思うほど。。すぐに殻つきに戻りました。

インド人達も同様に殻つきが好きなのか、殻無しは残っているのに目にもくれず、

殻つきの入荷を待って買う人も多い。

 日本でも落花生などは殻の有る無しで味が全く違いますものね。

あと、殻を剥きながら食べるものって何故だか美味しく感じます。

甘栗しかり、枝豆しかり..とうもろこし、はちょっと違うか。

たまーに人が剥いてくれた甘栗をいただくと嬉しいけれどなんとなく味気ない。

同じものなのに不思議です。

ホイホイと口に入るよりも少しばかり面倒や手間をかけた方が美味しく感じる。

人間の心理と味覚の関係も深いものがありますね~。