ハッピーバースデイ、クリシュナ！

今日、明日（8月9日10日）はクリシュナ（Krishna）の聖誕祭です。

ヒンドゥー教でヴィシュヌの8番目の化身であるクリシュナ神は

ヴィシュヌに並ぶほどの人気を誇り、各家庭でもその誕生日がお祝いされます。

クリシュナには数多くの別名があり、ゴーヴィンダ（Govinda、牛と喜びの保護者）、

ゴパーラ（Gopala、牛飼い）、ハリ（Hari、奪う者）などが広く知られています。

笛を吹く青い肌をした美青年として描かれるクリシュナ、なんと約１６０００人もの妃がいて、

分身してすべての妃を満足させたという超プレイボーイ！なのです。

この日はいわゆる誕生日であるので青年の姿ではなくよちよち歩きの赤ん坊姿、

「ベイビークリシュナ」として現されます。

クリシュナのために甘～い（激甘！）お菓子が供えられます。

こちら（上写真）はドーナツのような揚げ菓子を甘～いシロップにどっぷりと浸した

インディアン・スイーツ。

そっくりなお菓子がイタリアにもあるんです。ナポリの伝統菓子、その名もババ（Baba）

口に含むとジュワーッとシロップが染み出る、ラム酒がガツンときいた大人の味です。

クリシュナは深夜0時に生まれたとされ、街では時間になるといくつもの花火があがり、

人々は賛歌を謳い集い、喜び祝い合います。

インディアン・スイーツはなかなか入手が困難ですがイタリアン・スイーツでも買って、

クリシュナ・バースディの気分を味わってみてはいかがでしょう。