カジャルというのは、アーユルヴェーダでは有名な、目の健康のために使用するもの。
ギーや、ヒマシ油を、燃やして出る、すすのことなのです。
そのすすが目によいとのこと。
アイライナーや、軟膏として、今はお店で売られていますが、家庭でも作っていると言うことで、おばあちゃんに作り方を教えてもらいました。
朝作り出して、夜に出来るとのこと。
簡単簡単と、言ってるけど、想像がつかない私。
ま、やってみました。
この土で出来た、容器にこよりを置いて、この中に、自家製ココナッツオイルを入れました。
その周りに3つココナッツの殻を置きました。
ココナッツオイルは本当に、たくさんの使い方があります。
コレはまた今度、書きますね。
このココナッツの殻を、お皿が乗るように設置します。
お皿の中には、お水が入れてあります。
設置できたら、火をつけて、そのまま、待つこと2時間。
見えますか?
この写真は、お皿を火から、はずして、裏返してます。
黒い塊が出ています。
コレがカジャルなんですって!!!
まあ、単純な、簡単な、作り方!!
もうで来ました。
お母さんは、もっとたくさん作るつもりで、ココナッツオイルもたくさん継ぎ足す予定で、1日、かけて作るつもりだったらしいです。
でもこの量で私には充分なので、2時間!!終わりました!!
お皿が冷えたら、コレを擦り取ります。
黒いすすが見事に出来てますね~!!
日本人の私には、なじみがないカジャルですが、インド人には、ほんとに毎日、赤ちゃんのころから親しみのあるものなのです。
赤ちゃんが生まれると、カジャルを作ります。
そして、生まれたての赤ちゃんにも、カジャルをつけるのです。
おばあちゃんいわく、コレを目に入れると、涙が目の毒を全部出してくれて、目を綺麗にしてくれ、視力を、よくしてくれると言う、つわもの!!
赤ちゃんにつけるつけ方は、両手の薬指に、ココナッツオイルを、少しつけて、その後に、カジャルをちょっとつけます。
その指を、エイ!っと、赤ちゃんの目の眼球に、指で触れないように、このすすをつけるのだそうです。
やってみて欲しかったのですが、赤ちゃんしかそうやってしないから、おばあちゃんはしてくれません・・・。
眼球にすすをつけるなんて、私には、ちょっと怖い気がするのですが、皆そうやってしてきて、皆、綺麗な目をしてるってことは、本当にいいものなんだな、と思いました。
旦那も赤ちゃんのころずっとしてたそうですが、超、目が良いです!!
なお、作ったかジャルは、次の赤ちゃんが生まれるまでとっときな!って・・・・・。笑いながら・・・。
近所の子にでもあげようっと!!
今は、薬屋さんでも、ナチュラル成分のカジャルが多数出回っていて、スティックタイプのものは、インドの若い女の子がよく使っているのを見たことがあります。
昔は、目の健康のためと、魔よけのために使われていた、カジャルは、今では、美と健康を考える、若い子の間でも愛されています。
これからも廃れることのない、カジャルなのでしょうね。