コチンはケララ州第二の都市です。
私はここが州都かと思ってたけど、それはここから約220キロ南にあるトリバンドラムでした。

ケララ州はインド・スパイスの一大産地で、有名です。
コチンの市場は、「ブロードウエイ・バザール」という名前です。
まず、最初に見つけたスパイス屋さん。

いちばん手前に山盛りになっているのは、メースです。
そして、シナモン。クローブ。
迫力、ですねえ。



ほかのスパイスなどは、瓶にはいって、店中に並んでいる。
こんなにたくさんの種類を、整然と、店いっぱいに並べているというのは、やはり本場、ケララ州のスパイス屋ですね。
コチンのスパイス店は、だいたいみなこんなかんじでした。



私が行ったのは、もっと奥まったごちゃごちゃしたところの、あまり綺麗に整頓されているとはいえない、上の店。
ここはスパイスの卸問屋です。
店先では、いちおう小売もやっていて、客がひっきりなしにやってきて、私の3KGづつという注文も途切れがちで、まあ、いそがしい店でした。



なかでは仕入れに来たような商人たちが、袋ごと買っていったり、金の勘定も、1000ルピー札を何十枚も出して数えている。

インドで1000ルピーは、日本円で2000円ですが、インドでは1万円という感覚ですから、すごい札束といえます。
こんな雑然とした小さな店なのに・・・、おっと、失礼しました。



私は、今回、今年収穫になったばかりのカルダモンと、シナモンと、クローブを、3KGづつ買って、あとは送ってもらうようにしました。

カルダモンは緑色が鮮やかだし、シナモンはかむと強烈に甘いような辛いような味が口の中に広がります。
クローブは、ちょっとハンマーでたたくと、オイルがじわーっと出てくる。
やっぱり新鮮なスパイスは、生命力が違うな、というかんじですね。


ケララ州(南インド)のスパイスは、サフランロードで入手できます。