南インドのアーユルヴェーダ・リゾートに入ると、花びらで満たされた水の壷があり、緑に囲まれて、静かです。

アーユルヴェーダの治療を受けているあいだ、ここでの食事にかかせないものが「アーユルヴェーダ・ウオーター」。

ぬるま湯のいかにも身体のなかをすっきりさせてくれるような、サトヴィック・ティーのような水です。




作り方は、実に簡単。

ハーブミックスを用意します。
主な成分はアセンヤクノキ、べチバー、スオウなど。


一般的に、アセンヤクノキは、抗菌作用があり、咳や止血、消化不良に用いられます。

べチバーの根は、利尿、滋養強壮に効果的で、頭痛を和らげてくれます。

スオウは、心臓の収縮力増強、中枢神経抑制・抗菌などの作用のあることが知られています。漢方では活血・通経・止血の効能があり、外傷や腹痛・無月経・産後のお血など婦人科疾患に用いられます。

このハーブミックスと、1リットルの水を用意します。


小さじ1杯のハーブミックスを、ティー・バッグに入れ、鍋に入れて、火にかけます。



沸騰したら、火を止めて、ちょうどいいぬるま湯温度になるまで、おきます。



あとは、いつでも好きなときに、水としてお飲みください。
もちろん、熱いときにティーとして飲むこともできます。

おいしいし、綺麗だし、安心ですね。


静かに、瞑目して、アーユルヴェーダ・ウオーターを飲んでいると、内なるブッダも微笑んでくれる。
こんなふうに。

ハラに、ヒカリの一瞥とともに。



アーユルヴェーダ・ウオーターはサフランロードで入手できます。