サンスクリット名:スニグラジラ(Snigdhajira)、 ヒンズー語名:サット・イサゴール。

イサゴール(Isapgol)の名前の由来は、ペルシャ語の「馬の耳」を意味するIsapとgholからきています
イサゴール=サイリウムシードガム(Psylium seed  Gum)は、プランタゴ種でオオバコの一種で、種子から採った天然食物ガムです。
イサゴールは外皮ハスクの部分を用いており、インドではサット・イサゴール(Isapgol、Isabgol)とよばれています。

サット・イサゴールの主産地はインドのグジャラート州北部とラジャスタン州南部で、水はけの良い肥沃な土壌で栽培されています。。毎年11月から12月にかけて種が蒔かれ、翌年3月から4月に収穫されます。
近年の健康意識の高まりによって海外への輸出が増加しており、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本などでの需要が増えています。

サット・イサゴールは、古来より伝えられる健康理論「アーユルヴェーダ」でもすすめられており、古代からインドの便秘用の家庭薬、治療薬として使われてきました。

イサゴールは植物性食物繊維の宝庫です。80%以上が主としてヘミセルロース、セルロース、ペクチンなどの炭水化物で、難消化性多糖類と呼ばれているものです。
小麦のふすまなどは不溶性食物繊維ですが、サット・イサゴールには水溶性食物繊維も含まれていて、味も匂いもありません。が、吸水率や保水性が高く、水分を含むと約30-40倍に膨れてゼラチン状になります。
食べると胃の中で膨張し、腸内で海綿のように柔らかく粘質性になります。消化酵素の影響を受けないのでほとんど消化も吸収もされずに、体外へ排出されます。

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