国際福祉機器展2022! | セーフティデザイン Safety Design.com

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当方、主に医療機器や設備機器などのプロダクトデザインをしております。。

最近は日常の出来事などを色々と書いております(^^)/

どうぞよろしくお願いいたします。

毎年この時期になりますと、国際福祉機器展が開催されます。

 

以下、事務局サイトより引用致します。

 

「ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用したロボット介護機器まで、福祉機器の今・未来を、みて、さわって、たしかめる3日間!さらに多彩なセミナー、イベントも実施します!ぜひH.C.R.にご出展・ご来場ください!」

 

 

というわけで、今年も視察して参りました。

この日は、生憎の雨模様、しかもこの季節としては存外に寒く、客入りも疎らでしたね、、

 

 

 

いきなり、福祉機器展らしからぬマツダのブースです。。

車椅子対応の福祉車両があるので、自動車メーカー各社は出展しているのですね。

 

 

こちらは、ペダルにロッド連結し、レバー操作でアクセルON/OFF出来る様な商品です。

 

 

こちらはステアリング旋回ノブに、各種コントロールスイッチを搭載したもの。左手が使えない場合などでは、有効だと思います。

 

旋回ノブは、ハンドルスピナーという名称でAmazonなどでも市販されてますが、ズレてしまったりで使えないモノが多いです。やはり専門業者様に依頼するのが確実です。

 

なにより、運転中にズレたりすると、危険です!

 

 

こちらは、お馴染みパラマウントベッド社です。介護ベッドなどを紹介していました。

 

 

ベッドマットの下側に体動センサーを敷き、利用者様の状態をセンシングします。スタッフステーションのモニターに睡眠状態 or 起きた状態を表示できるようになります。さらに左側のナースコールシステムへと連動し通知することも可能です。

 

 

こちらは、ジーコム社の無線式ナースコールシステムです。病院向けの本格ナースコールシステムは壁面内に通信線を敷設しますが、こちらは無線式ですので、設置コストは大幅安くなります。

 

防水仕様もあり、中々よくできていました。

 

 

こちらは自動車の衝突防止システムなどで使われる「ミリ波レーダー」を用いた3Dレーダーシステムです。

 

部屋の隅々までセンシングが可能で、トイレに入っているか、ベッド上に居るか、寝ているかどうか、全て分かるそうです。急激な体勢変化があり、転倒したようなケースも分かるとのこと。導入コストは分かりませんが、中々良い商品だと思いました。

 

母親が生きていたときに、1人暮らしの居室内で転倒し、半日以上も起き上がれないまま誰にも気づかれなかったことを思い出しました。。

 

 

車椅子は非常に沢山の種類が出展されています。

 

 

電動車椅子も多いですね。

 

 

 

こちらはトヨタ自動車からの提案でした。階段などの悪条件でも上り下りが可能。 スタイルもさすがに綺麗ですね。

 

 

説明パネルも、さすがに立派なものです。

 

 

後方に飛び出したキャスターが走行安定性のポイントのようでした。

 

 

これ位の段差は、全く問題ないのでしょう。。

 

 

さすがにトヨタだけあり、ひじ掛け部分の加飾バリエーションも多彩です。

 

 

こちらは、アクセスエンジニアリングというメーカーです。ユニークな車椅子を提案されていました。

 

 

8輪に見えますが、カバー内にもう1組ずつキャスタが隠れており、合計12輪で構成されています。悪路走行、階段上り下り、その場旋回、自動STOP まさに、自由自在、夢のような電動車椅子でした。

 

 

こちらは、施設内用です。シートが完全に水平になり、ストレッチャーとしても使用可能。ベッドへそのまま移乗もできそうです。介護者追従機能もあり、自動自律で動きます。地味なメーカーに見えましたが、技術力は凄いと感じました! Made in Japan ここにあり‼

 

 

最後は、いつもの東京都産業技術総合研究センターのブースで、少しお話をして引き上げました。。

 

福祉機器は、まさに、人間工学の結集ともいうべき商品群です。1人1人の利用者様に合わせたオーダーメイド商品で、究極のユニバーサルデザインとも言えるでしょう。

 

 

帰りは、少し遅めのランチ、新橋ビルの中で、牛すじカレーといたしました。。

 

今月は展示会が目白押しです。まだあと2件程視察しようと思っております。

 

こうして情報収集をしておいて、次の商品開発に活かせるという魂胆ですね♪

 

ありがとうございました。