先日、第5回国際ユニヴァーサルデザイン会議2014というシンポジウムに参加してきました。
このイベントは広くユニヴァーサルデザインを広めようという趣旨で2年に1回開催されているものです。
企業展示や、各国からの有識者の講演やパネルディスカッションが行われます。
今回は企業展示で色々と参考になる出展がありました。
東芝さんのエレベーター操作パネルです。
まあ、何の変哲もないかも知れませんが、よーく見ると文字部が凸形状になっています。
これは駅用のエレベーターを表現しているのでしょう。「かいさつ」と「ホーム」という文字が見えますね。
この文字が色覚異常の方でも分かるように凸文字となっています。
点字もむろんあるのですが、全盲の方でも点字が判別可能な方は20%程度とのことです。
それならば、このような凸文字が良いのでしょう。
「セーフティデザイン」の観点でも「誰でもわかりやすく」ということは重要です。
少し加工に手間がかかるとのことでしたが、普及に努めたいということでした。