あるクリスチャンが私に言いました。
「仏教は死後の世界の話だから、何の役にも立たない」
あなたは仏典を読んだことがありますか?と尋ねたら、
ないです。
という答え。
それではなぜ、仏教が死後の世界の教えであると思うのですか?と聞いたら、
なんとなく分かります。と。
は?
はて?
読まず調べず、なんとなく分かる???
そう聞いたら、その方はコクンと頷いた(爆笑)
仏教は、どちらかといえば、
現世、今生きていることへの指南書です。
確かに、過去、現在、未来、についての記述がありますし、時空間を超えた、二次元三次元の宇宙の話もあります。
しかし、中心は、現世でいかに楽しく和合して暮らしていけるか、自分の魂を高められるか、その指南書なんですよ。
今日も1つ。仏典からの私の好きな言葉です。
「仏教の修行は、自分だけのものではなくて、他人(ひと)のために尽くすこと(忘己利他)が揃って完成されるもの」
自分が(我)、自分だけが(我)という【我】を捨て、他人の個性を尊重して和合しましょうよ。そうして、他人の粗(あら)ばかりを探すのではなく、それを個性と捉え、楽しく助け合いましょうよ。
そんな言葉です(^^)