今日から数回にわたって、「苦悩」について。

そして、その対処法・どうやって解放されるか、仏教ではどう説かれているのかをお話ししたいと思います。

 

悩みのない人、苦しさを知らない人っていませんよね?

世の中の苦しみは四苦八苦といって、大きく8つに分かれると言われます。

 

まず、生・老・病・死の4つ

 

①生きていくことそれ自体(思わぬ災害や事故への不安、人間関係、不和など、生きているそれだけで、様々な不安や苦しみ、悩みはつきものです。) 

 

②老いて、若いころのようには言動が思うように運ばない苦しみ

 

③病に2番なしと言われるように、どんな病気でも、苦しく悩ましいです。

 

④死んでいくこと、自分が死ぬ恐怖だけでなく、大切な人が亡くなる不安や恐怖、悲しみは筆舌しがたい苦しみです。

 

そして、

愛別離苦 愛する者との別れ。戦争や政治による生き別れ、死に別れ。家族である動物との死に別れ。

 

求不得苦(ぐふとくく) 求めるものが得られない苦しみ。

どうしても欲しものが手に入らない。子供が授からない。求める試験に合格しない。求める職業につけない。

 

怨憎会苦(おんぞうえく) 会いたくない人、大嫌いな人に会わなきゃいけない苦しみ。

理不尽で不道徳な人と関わらなければならないのは、精神的にとても苦しい事です。

 

五蘊盛苦(ごうんじょうく) 自分の心や体が思い通りに動かないこと。

老いによるものもあるし、精神的な病もありますね。

 

大きく、私たちの苦しみはこの8つに大別されます。

悩みのない人、苦しみのない人っていませんよね?

 

隣の芝生は青く見えるもので、幸せそうに見えても、皆、何かしらを抱えているものです。

この苦しみからは解放されたいですよね(o^―^o)ニコ

 

引き続き、この四苦八苦について、数回にわたりご説明いたします。

今日は8つに大別される苦しみの内容をざっとご説明いたしました。

 

皆様の悩みが薄れ、苦しみが薄れ、幸せでありますように。