ヤマハ セロー225 4JS エンジンがかからない コイルパルサ (ピックアップコイル 点火 | Sae's Café ばいく屋さんの独り言3

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まいど おおきに!

 

今日はセロー225から。

1つ治しては1つ壊れる。

 

メインキーの内部の接点不良やハンドル切ったらエンストし

ハーネスのギボシが腐ってたり断線しかけてたりとか

火花が飛んだり飛ばなかったりと色々な電気部分の

複合した故障。

 

今までは1つ交換や修理すると何事も無かった様に

エンジンはかかってたが今回はかかる気配がまったく無い。

(逆にエンジンが掛かってしまうと原因が分からない)

症状としてセルは元気に回るが初爆も無くプラグをチェックするが

火が全然飛んでない。

イグニッションコイルは以前、新品に交換してる。

 

またかかってしまうと原因が分からなくなるので

今のうちに色々チェック。

 

 

 

とりあえず点火系と言えばCDIだが

お客さんが持って来られたのは....

 

 

 

年式違い中古のCDI

見た目は同じだが刻印が4JG-10 と4JG-01 

末尾が10と01で違う。

 

 

 

カプラーの形状が違うので取付出来ません。残念。

元々のが壊れて無いコトを祈ろう。

 

 

 

エンジンがかからない今の状態なら抵抗値を測定すれば

何らかの反応があるはず。

 

1チャージコイル側600~900Ω

規定範囲内の785ΩでOK。

 

 

 

2チャージコイル側472~708Ω

規定範囲内の615ΩでこちらもOK。

 

 

 

しかしコイルパルスの抵抗値を測定すると0Ω ...??

配線をウネウネしても変化無し。

コイル本体が内部で破断しとる。 今回の原因発見か!

 

 

 

ヤマハ純正 コイルパルサ(ピックアップコイル)とガスケット

 

 

 

新品なら抵抗値は811Ω

 

 

 

原因が分かったトコで早速交換しましょか。

 

 

 

オイル抜いて邪魔なモノは外して

 

 

 

パカっと開ければ

 

 

 

今回の原因であろうコレ。

 

 

 

鬼トルクで締まってるネジ

 

 

 

こっち側のネジの方が固かった(汗)

 

 

 

長年の異物が付着。

 

 

 

外したコイルを再度チェックするが抵抗値は0Ω

やはり内部破断確定。

 

 

 

固い樹脂が流してあり非分解なんです。

 

.

 

 

交換後は何事も無かったかの様にエンジン始動!

ついでに発電・充電共に電圧OK

 

 

 

念の為、交換後に30分間アイドリングさせ

エンジンを熱くしてから 7キロちょっと試乗。

その間、止る気配も無かったのでこれで完治したはず。

 

 

20数年前のバイクだが大切に乗られてるので

あきらめないで治るモノなら治してあげたい。

閉店後、配達します~

 

それではまた明日。

完了