"I'm lucky to see my suffering ended.Alas:My life was little more than a few mild madness."
「苦しみの終わりが見えて私はラッキーだ。ああ、私の人生なんてちょっとした狂気以外の何物でもなかった。」 (意訳)

アルチュール・ランボオ作 『地獄でのひと季節』の「地獄の夜」から

私は高校の時、18世紀デカダンスを代表するフランス詩人、アルチュール・ランボオ に凝った時がある。

SaeraのLondonそこかしこ


きっかけは私の名前。
私の名前、Saeraは本名だ。Ca et laという18世紀のデカダントアートが流行っていた時代の
フランス詩語がルーツで、「そこかしこ」と言う意味。

デカダントとかデカダンスとか良く聞くと思うけど、要するに時代に真っ向から対決するアートの流派。
つまりノリ的にはロックとかパンクとかと同じです。

アルチュール・ランボオはフランスの田舎の家出美少年で、16歳で才能を認められてから21歳で文字通り「筆を折る」間でしか
活動しなかったけど、日本の中原中也とか、フランスのシュールレアリスムとか、後のアーティストに多大な影響を与えた詩人なのだ。

脚本の関係でいろいろ思いつくことがあって、大英図書館でランボオ全集を読み直していたんだけど、
10代の時に共感したこの詩は時が経ってもやっぱり、同じくらい胸を打つ。

ちなみに今住んでる地域は、140年前にランボオが住んでいた地域。
近くの大英博物館のリーディングルームはその中でも、極貧生活を送っていたランボオが
「暖房と照明と、紙とインクがタダだから」と、一日執筆していた所らしい。
140年前の話しだけど、大好きな詩人と同じ空気を吸っているようで、嬉しい。

ちなみにアルチュール・ランボオの話しは、「太陽と月に背いて 」というレオナルド・ディカプリオ主演の映画になっていますので
興味のある方は是非。

長らくロンドンの日本人の間で話題になっていたUTADAこと宇多田ヒカルのイギリス公演。
即日完売だったチケットだったんだけど、運良く3枚取れたので友達2人を引き連れて行ってきましたよ。

今回の世界ツアーは、ホノルルから始まって北米6都市を回ってきた宇多田さん。
MCで喋ってたけど、アメリカと日本以外でライブをやるのは始めてなんだって。
初めてのヨーロッパ公演に行ったけですよ。ちょっとラッキーかも。

ハコはエンジェル駅近くにあるO2 イズリントンと言う所で、オールスタンディング800人しか入れない小さなハコ。
日本ではアリーナ級のハコでいつもコンサートをする宇多田さんなのにこんなに小さい所で見えるとは!
でもそのおかげて会場一体となって盛り上がりました。

Utada名義の英語の曲と、宇多田ヒカル名義の日本語の曲を半々でやって、
「Traveling」とか、「Automatic」とか、「光」とか、「First Love」とか。
ミリオンセラーの昔の曲もたくさんやってくれました。
First Loveは良かったなぁ。周りの中国人の子が感極まってたもん。
後、個人的に好きなPassion を英語と日本語バーションで聞けたのは良かったな。

「ロンドンは良く来る街で、来るといつも楽しい。マジで引っ越すかも」と言ってました。
(英語で喋ってたけど訳すとそんな感じ。)

ロンドン好きな日本のミュージシャンて多いよね。古い所だとTM Network時代に小室さんは住んでたみたいだし、
布袋さんも長く住んでいたみたい。あと、ドリカムとかGLAYさんとかもこちらでレコーディングしたと言う話しを聞いたことがある。

島国だし国民性が似てる所があるから、アメリカより落ち着くのかしら。

楽しい夜でした!
授業の一つに出版の現在を学ぶクラスがあるのだけど、
イギリスでは紀伊国屋やジュンク堂クラスの大きな本屋が次々と潰れていて、
インターネット販売に取って代わっている。

今は本を買う人と買わない人が真っ二つに別れていて、
一年に4冊買う人は「ヘビーバイヤー」なのだとか。
たったの4冊!とクラス中が驚いた。

文学部なので参考資料やらで本に触れる機会が非常に多い私たち。
基本は図書館を利用するが、図書館に無い本は買わないといけない。

アマゾンでは古本だと時々1円未満で出てたりするので、図書館に行くより安かったりするのだ。
そんなこんなでこの半年ほどで31冊買ってる私。
そのうち半分はもう用がなくなったので古本に出したけど。

文学部ってウルトラヘビーバイヤーの集まりだよねぇ。

下は最近買った脚本に関する本。
今リサーチの一環でシャロン・オズボーンとケリー・オズボーンの自伝を読んでるので、
この後読もう~っと。

SaeraのLondonそこかしこ