大学院に卒論として提出する、小説の執筆でカツカツの今日この頃。
以前書いていたロックスターの家族の話しとは全く別の、日本人女性を主人公にしたお話です。
作家の執筆活動と一口に言っても、人によっていろいろタイプが別れる。
タイプ1.
1つ物語のアイディアがあって、とりあえずペンを取り書きながらキャラクター構成と
物語を作りながら、執筆する。
タイプ2
.物語のアイディアに沿って、キャラクターの設定を作り、あらかじめストーリーのラフなあらすじを最初から最後まで
考えた上で、執筆作業に入り、書きながらストーリーラインを考える。
タイプ3
.大まかなストーリーを作り、その上でキャラクターの生まれてから現在、未来までの詳細を作り込み、
その経歴にそって大まかなストーリー展開を変えて行き、人物マップ、ストーリー展開を結末まできっちり組んでから
執筆作業に入る。
この1年勉強して来て、私に合っているのはタイプ3。
これは脚本を書く時に使うテクニックなのだけど、なにしろ主要な登場人物全員のバックグラウンドを考えて行くので、
リサーチなどに時間がかかるのだ。
今回の主人公がまた浅はかな22歳の女子でしてねぇ。
物語の最初に、国際離婚という難題があり、リサーチの為に国際結婚に強いイギリスの離婚弁護士にお話を伺ったり、
日本の弁護士にメールで話しを聞いたり、ドメスティックバイオレンスと離婚の話しを聞いたり、
DV専門カウンセラーに話しを聞きに行ったりと、もの凄い重い数週間でした。
これだけで批評論文でBが取れそうなぐらい。(笑)
『国際結婚』て、「海外に住めて良いわねぇ、夫は外国人で子供も可愛いハーフでバラ色でしょう?」
と言うようなイメージがあると思うけど、その裏では離婚に至って国をまたいで子供を奪い合ったり、海外と
日本で財産分与で揉めたり、子供に会わせる会わせないで、国レベルの交渉に発展したりと、
ドロドロな離婚調停に発展するケースもあるのですよ。
結婚した事ないのに(笑)離婚のエキスパートになってしまって、さすがに息切れして教授に相談した所
「リサーチは絶対に無駄にはならないから。」と、力強いお言葉。
そんな訳で最初の1ヶ月半ぐらいは1文字も書いていないけど、綿密なリサーチの結果キャラクター構成とストーリーはがっちり
きまっていると言う状況だった。
前にゴルゴ13の作家さんはリサーチ部屋がCIAみたいだって嘘のようなホントのような話しを聞いた事があるんだけど、
何となく分かる気がする。
今、私の部屋はファッション業界と行動心理学と国際結婚&離婚と小説の書き方の参考書で
埋まってますから。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
この間の個人指導で、フォトショップで作った超ビジュアルのキャラクターマップと、時系列順にグラフにした主人公カップルの
人生の移り変わりを教授に見せた瞬間、教授ちょっと引いてました。(-。-;)
うん、作家一人一人作品の取り組み方って違うからねぇ。
私はフォトグラファーでビジュアル人間だから、キャラクターの顔がきまってないと書けないのよ。
そんなこんなで執筆活動を始め、今は最低タスクの2万文字の半分の1万文字まで到達しました!
主人公のキャラクターは自分で作り出して、大作家の教授に「おもしろい!」と太鼓判を押された物ではあるんだけど、
ここまで来ると完全に私の手を離れ、ストーリーラインの中で一人歩きしている状態。
テクニカルなことを言うと、今回の物語は1人称現在形で書いている。
これは、主人公の『私』の目線で話しが進み、
簡単に言うと、『Aがコーヒーを持ってくる。「ありがとう、」と私は受け取る。』のように、現在形で物語が進むこと。
臨場感を出すために過去形を出来るだけ使わない、現代英語文学では最近主流のテクニックなのだ。
要するに書いているときは主人公になりきらないと行けない。
まるでスポットライトを浴びた小さな舞台で演技しているような作業なのです。
期限は9月の終わり。ガンバリまーす!