ココ数年で、一気にAIが進化して、検索などで知りたいことを探すと、本当に似たりよったりの文章が見事に並ぶようになった。
先日、グーグル先生から、そういう生成文章はGoogle検索から弾きますよっていうのがニュースになったけど、当然だと思う。
でもご丁寧に、グーグル先生のAIであるGemini君は、「ブログ記事書いて。」なんてお願いすると、「親分、検索で似たりよったりになるべくならないように文章作りましたぜ!!」と注意書きまで添えてくれる。
矛盾してるやろ!!って感じだけど、AI文章のおかげで、ググったときの順位変動が連日凄くて、欲しい情報がまったく上位に上がってこないという怪現象も頻発している。
混乱しているときは変化の時だ。
さて、この変化は今後どうなっていくことやら…。
似たりよたったりの文章というのは、キーワードを打ち込んで作ってくれとお願いしたときの文章で、ブログ沼によくありがちな「お役立ち文章」がそれに当たる。
何か悩みをググったときに役に立ちそうな文章のことで、こういうお役立ち系の文章というのは、得てして自分の心象を書きづらい。
それゆえ文章だけど、血の通ったものにはならないことが多い。
心象が描かれていない上に、読む側もそれを必要としない。
だれだかわからない人間の心象を知ったところで意味なんてないからだ。
隣に住んでいる知らない住人が考えていることをイチイチ気にしないのと同じで、知り合いでもない人間の内側を知ったところで何の意味があるのか。
だからこそ、アメブロって面白いなぁって思う。
基本的には心象がほとんどだ。
AIで作った文章を見かけることが少ないし、このアメブロでAI生成の文章を披露したところで、何の意味もない。
このギャップが楽しいのだ。
ググって出てくる検索上位が大海原だとすると、このアメブロは街の中ってイメージ。
大海原だと人の温もりは感じないが、街では人の温もりを感じることが出来る。
実はこういう場所こそ、今後更に伸びてくるように感じる。
人間というのは実世界では数十メートルの世界を大切にするけど、ネットの世界になるとかなり大胆になる。世界中と繋がることが簡単に出来るから。
それは人と人との繋がりでもそうだ。
アメブロで気にする人間と、実世界で気にする人間とは種類が違うし、今後はもっともっと、この棲み分けをキチンと出来る人間が増えてくるように思える。
この線引を無意識にしている人が、このアメブロでは多い気がする。
そのこと自体に良いも悪いもないからね。
心の内側を表現している人々は、本当に面白い人たちだと思う。
僕もそういう人ともっと繋がっていきたいと本当に思う。