ひとを立たせ思いを発揮させるのもひとの心 | 風の音が心に響いて...

風の音が心に響いて...

日々心地よくありたいと願う気持を込めて..、
感じたままを書き綴ってみました


昔バンドを始めた頃、いやこれまでずっとかも知れないけど、そのバンドでギターを弾いているのが自分じゃなかったら、もっと良いバンドになるんじゃないかと思っていた。

うまくこなせてない自分、みんなの期待に応えられていない自分。
そんな感じが常に僕の脳裏に、また実際のプレーにも出ていたような気がする。
ややもすると今でも、自分はギターなんて弾けてないんじゃないかと思うことがあるのも、そんな感じをいまだに引きずったままだからなのかも知れない。

そんな僕がいま、この春から始ったバンドで生き生きとギターを弾いている。
これまでずっとそんな感じだった僕を、出会った頃から見ていてくれた大先輩のドラマーと、彼が見つけてきたベースとサックスで始めた今のバンド「Rough」

人生は何があるか本当にわからないもので、いま生き生きとギターを弾けている自分自身が一番びっくりしているのだけれども、ひととの出会いというのは、ひとにとって本当に大切で大事なことなのだと思う。とても純粋に音楽を考え、いつも真剣に取り組んでいる彼らを前に、いままでの自分とは違うありのままの自分を普通に出せるようになったというべきか、その真摯な姿勢に絆されるように、僕の中の何か枷のようなモノを取り去ってくれて、いまゆっくりと回り始めたようなそんな感じになれている。

果たしてこの感覚は僕だけでないことが、メンバーの口から出る言葉からも嬉しく伝わってくる。
初めて音を出したその日からこの感覚はどんどん増していき、同じようにそれをみんなが感じているんだと気がつくのにそんなに時間はかからなかった。うまくは言えないが、顔つきも変わり目の輝きも変化を見せ、何よりも音だけじゃなくすべてのコミュニケーションが楽しい。

昔なら多少のズレ、意志の違いは当たり前と、大人ぶった感じで出来る幸いを喜んでいた。でもこれは長続きはしないし、いつか大きくズレ始める。実際それに悩み音楽に対する情熱さえ失いかけたほどでもあった。

それが今回は都合が良すぎると思うほど、これまでとは違っていた。
何よりも、自分以外の情熱を取り込め、みずからのパワーに出来る感動たるや、この上なく何ものにも代え難いのです。
そして、互いのひた向きさや向上心を支え合い受け取り合う、合える幸せというか、それこそが音楽!
バンドをやっているなによりの原動力でもあるのです。

僕はただ一緒に演奏するだけが目的ではダメなヤツだと今更ながら思い知らされたと言うか、ほかにもそういうヤツがいてくれたという嬉しさというか、音だけじゃなくすべてに於いて、ひとは共感してこそそこから何かが生まれるみたいな感じになれていることが何よりも嬉しいのかも知れません。

まだまだ始ったばかりのバンドですが、皆の距離がどんどん近づくと共にサウンドも熱くまた切なく、
各自が思いの丈を表現出来るようになっていけばと思っています。

そして出会えた幸いと共に、各々の人生にまで何かしら影響出来れば...。
これこそ、ひとがひととして集まり、心を込めたものが表現出来る。

僕の思うところの、”バンド” になれるような気がしています。