阪神高速も基本的にはそのままで、ちょいちょい高速道路だの有料道路を編入する感じです。

以前もお話しした通り、近畿/阪和道の吹田~堺、西名阪道、それに名神の吹田~西宮を編入します。また、堺泉北、第二阪奈、第二神明も阪神高速のネットワークに組み込んじゃいます。

で、逆に、北九州・広島以外では唯一、阪神高速道路から一般道に降格する区間が出ます。それはまた後程詳しく。

 

1環状線

全国の都市高速の環状線では唯一Cがつかない。ただし、本線上は「LOOP1」と表記されているらしい。これは阪神高速の歴史的な都合らしい。しかし、以前の記事で述べた通り、近畿/阪和道の吹田~堺を「C2中央環状線」にするので、この路線は他の都市と同様に「C1都心環状線」とする。

 

2淀川左岸線

特になし

 

3神戸線・E93第二神明・E94第二神明北線→神戸西バイパス

神戸線は大阪と神戸を結ぶ古くからの大動脈である。もちろんそのまま残すことになる。

さて、須磨で神戸線は終わりそこから第二神明に直結する。第二神明はNEXCO西の有料道路である。

名谷から阪神高速の湾岸垂水線が分岐し、垂水JCTで再びNEXCO線の第二神明北線に変わり、さらに阪神高速7号北神戸線に合流し、第二神明本線に戻る。

ここまでで何回事業者が変わったことか。しかも、阪神高速を2度挟むのに、特に阪神高速の料金を徴収されない不思議仕様だと。特に第二神明を高速自動車国道とする故はないので、逆に、第二神明を阪神高速入りとし、神戸線の延伸部とした。

 

さて、第二神明北線は前述のとおり、現時点では北神戸線を介してNEXCOに戻る構造だが、そこからNEXCOの有料道路として続きを建設することとなった。それが神戸西バイパスである。したがって、第二神明から分かれて、のちに再合流する湾岸垂水線→第二神明北線→神戸西BPを阪神高速の一つの路線とする。こちらは第二神明、すなわち3号線の新たな支線として33号西神戸線とする。

 

4・5湾岸線

湾岸線は2つある。そして、一直線である。なぜ2つ番号があるんだろうなとも思うが、まあ、両方とも天保山を起点として南北に延びる形式なので、大阪市街を起点と考えた結果なのだろう。番号を一つにまとめようかとも考えたが、まあ、あえて触るまい。

さて、5号線は、最近ようやく、六甲アイランドから先の計画が動き始めた。今後湾岸線が伸びていくのが楽しみだ。

前述のとおり湾岸垂水線(一応5号線)を33号線に変更した。

 

6大和川線・E25西名阪道

湾岸線から大阪市と堺市の境を流れる大和川に沿って、松原まで向かうのが大和川線だ。一応三宅JCTで終点となり、そこから松原JCTまでは松原線らしいが、現状は大和川線~松原の方が本線となるように運用されている。そして、それがそのまま西名阪道に直結し奈良に向かう。

以前、西名阪道は阪神高速に入れると申し上げた。なので、以上の路線を一直線に一つの路線として扱う。大和川どころか、本当に大和に向かうため、6号大和線とする。

なお、郡山~天理は無料化の上名阪国道に編入としたため、区間としては三宝~郡山となる。

 

7北神戸線

特になし

 

以上が一桁の路線である。ここから2桁の路線となるが、10番台と30番台がある。1号線が環状線ということで、10番台はその支線、すなわち放射線となる。そして30番台は神戸線の支線だ。続ける。

 

11池田線

池田線は中之島JCTで環状線から分かれ、池田まで向かう本線と、その池田の少し前の蛍池JCTから池田木部までの延伸線に分けられる…らしい。けど、蛍池JCTから池田ランプはおよそ600mで、当然間にランプがあるわけでもない。これは、なぜ分けたしという話である。なので、蛍池JCTは廃止し、今まで通り木部まで池田線として一直線に扱う。

 

12守口線

こちらも城北JCTから森小路までいく支線があるが、同様に1区間だけで終わる。こちらは1.5kmほどと長く、支線扱いするのもまあわかるが、ここは池田線同様に特に路線名は分けず、そのままとする。

 

13東大阪線・16大阪港線・E92第二阪奈

環状線から東に延びるのが13号で、西に延びるのが16号。環状線を貫通するように13号と16号がつながっており、両者が一つの路線のような構造になっている。

そして、それで終わりではなく、そのまま第二阪奈道路に直結する。第二阪奈は最近NEXCO西に編入された路線で、13号線にのみ接続している。そして、奈良は大阪都市圏ということもあり今回、第二阪奈も阪神高速に編入することにした。

前述の6号大和線と対ということで、湾岸線から奈良市内に向かう南港~宝来をすべて13号阪奈線とする。

 

14松原線

特にいうことものないのだが、三宅~松原が上記のとおり6号線になる。そういうわけなので、松原JCTまでいかなくなる。なので、平野線に改称とする。

 

15堺線

特になし

 

17西大阪線

さて、問題はここだ。この路線、堺線の堺方面を除き、他の阪神高速のどの路線にも接続せず、半孤立状態となっている。さらに言えば、実質的な運用実態は、国道43号バイパスというか、大阪市内によくある高架道路のような扱いになっている。なので、この路線は北九州・広島以外の都市高速道路では唯一、都市高速道路の指定を解除する。元々特例区間として料金も安かったが、無料開放して、管理主体を国土交通省に移管する。

 

31神戸山手線

特になし

 

32新神戸トンネル

自動車専用道路ではないが阪神高速になった路線。何度か利用したことがあるが、山手線ともども、3号線京橋渋滞を避けるにはけっこう便利な路線だ。道路網を形成する一つとして、「首都高戸塚線」の一部区間と同様に特例路線としてそのまま都市高速道路として扱う。


E26近畿道・阪和道・E90堺泉北道路

近畿道の全部と阪和道の堺までは前述のとおりC2中央環状線としたのは既に述べた通りだ。さらに、C2に堺泉北道路も加える。

横浜新道同様、自動車専用道路ではないが、規制状態は同じなので、横浜新道同様、そのまま自動車専用道路に指定する。

ただ、あの「100円高速」が料金制度の上で大きな変更になると暴動になりかねないので、その辺は何とかするつもりである。

また、綾園~助松の無料区間は代替の一般道がないという都合があるため、「首都高小松川線」の江戸川橋同様、無料のままとする。

 

そうなると、堺JCT~堺ICまでが支線になるが、短距離なので特に路線名を指定したりはしない。ただし、堺ランプが既に15号線にあるので、阪和道側もろとも「堺泉北IC」に改称する。

 

E1名神高速末端部・名神~湾岸連絡線

名神高速のうち、大阪近郊の都市内交通に片足を突っ込んでくるあたりを、阪神高速としてもぎ取ってきた。そして、今事業中の名神湾岸連絡線まで含めて一つの路線にする。一応8号は欠番にしておいて、9号吹田線とする。

 

最後に新しい阪神高速マップだ。

 

次が都市高速編の最後。公社管轄の路線を一気にやっちゃいます。

 

最後に補足だけど、首都高と言い阪神高速と言い、NEXCOの有料道路線を編入しまくったけど、主に料金制度を理由に批判されがちだ。

先に言っておくと、一律に阪神高速道路の既存の料金制度に組み込むわけではない。これについてはいずれお話しできたらと考えている。