はじめに

 

宮崎県

宮崎地区

宮崎市(旧宮崎市・清武町・田野町・佐土原町・高岡町)、国富町、綾町。

全市町が宮崎都市圏だ。文句なく宮崎郡とする。
 

・宮崎市:木花町、青島町、住吉町、生目町、瓜生野・倉岡→倉野町が独立。

・国富町:八代町が独立。

・高岡町:穆佐町が独立。

・清武町・佐土原町:市に昇格。

 

したがって、宮崎郡は、宮崎市・清武市・佐土原市・木花町・青島町・住吉町・生目町・倉野町・田野町・高岡町・穆佐町・国富町・八代町・綾町の3市11町となった。

 

日南地区

日南市(旧日南市・北郷町・南郷町)、串間市。

ここも、全体でひとつの地域としてよかろう。旧南那珂郡なのだが、那珂は元々宮崎側(佐土原町)の地名であることと、後程述べるが、「日南」の名が分割で消滅するため、郡の名前の方を日南郡とする。

 

・日南市:油津・吾田・東郷・鵜戸→油津市、飫肥・酒谷→飫肥町、細田町に分割。

・串間市:福島町、大束町、都井・市木→都井町、本城町に分割。

 

したがって、日南郡は油津市・飫肥町・細田町・北郷町・南郷町・福島町・大束町・都井町・本城町は1市8町とする。

 

北諸県地区

都城市(旧都城市・山之口町・高城町・山田町・高崎町)、三股町。

こちらも全域都城都市圏だ。都城都市圏はさらに鹿児島県の末吉町・財部町も含むため、編入したい(ただし、末吉町岩崎は編入しない。詳細は大隅地区の項で後述)。以上を、北諸県郡とする。

 

・都城市:志和池町、中郷町、庄内町、西岳町を独立。

・三股町:市に昇格。

 

よって、北諸県郡は都城市・三股市・志和池町・中郷町・庄内町・西岳町・山之口町・高城町・山田町・高崎町・末吉町・財部町の2市10町となった。

 

西諸県地区

小林市(旧小林市・野尻町・須木村)、えびの市、高原町。

まあ、これは普通に全域西諸県郡でいいだろう。

 

・小林市:東方→東小林町、北西方・南西方→西小林町を独立。

・えびの市:加久藤町、真幸町、飯野に分割。

 

よって、西諸県郡は小林市・東小林町・西小林町・野尻町・須木町・加久藤町・真幸町・飯野町・高原町の1市8町となった。

 

児湯地区

西都市・高鍋町・新富町・西米良村・木城町・川南町・都農町。
新富町が宮崎都市圏らしいが、西都市と郡の他の町の間に位置する、ということを考えると分割しないほうがいいと判断した。まあ、通勤率もさほど高いわけではないし。

ということで、全域で児湯郡でよかろう。


・西都市:妻・三納→妻町、穂北・東米良→杉安町、都於郡・三財→都於郡町に分割。

 

よって、児湯郡は妻町・杉安町・都於郡町・新富町・西米良町・高鍋町・木城町・川南町・都農町の9町となった。

 

県北(臼杵)地区

日向市(旧日向市・東郷町)、門川町、美郷町(南郷村・西郷村・北郷村)、延岡市(旧延岡市・北方町・北川町・北浦町)、諸塚村、椎葉村、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町。

さて、日向都市圏と延岡都市圏の2つある。そして、面積が馬鹿でかい。3000㎢越えなのだ。これはさすがに分割した方がいい。

とはいえ、元の郡ごとではない。もちろん日向と延岡で分ける。日向市・門川町・美郷町・諸塚村・椎葉村を南臼杵郡、延岡市・高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町を北臼杵郡とする。

 

・延岡市:東海町、南浦町、伊形町が独立。

・日向市・東郷町:美々津校区は美々津町のほかに、幸脇、それに東郷町の寺迫地区も含む。それらをもって美々津町とする。東郷町の残りはそのまま、日向市の残りを富島市に。

・五ヶ瀬町:三ヶ所町、鞍岡町に分割。

・高千穂町:高千穂町、天岩戸町、田原町、上野町に分割。

 

したがって、南臼杵郡は富島市・美々津町・東郷町・門川町・南郷町・西郷町・北郷町・諸塚町・椎葉町の1市8町、

北臼杵郡は延岡市・東海町・南浦町・伊形町・北方町・北川町・北浦町・高千穂町・天岩戸町・田原町・上野町・日之影町・三ヶ所町・鞍岡町の1市13町となった。

 

ということで、宮崎の7郡9市67町の一覧と地図が以下の通りである。

 

鹿児島県

北薩地区

出水市(旧出水市・野田町・高尾野町)、阿久根市、長島町(旧長島町・東町)。

出水郡とする。

 

・出水市・高尾野町:出水市のうち米ノ津は市街地と連続しており分けにくく、大川内は人口が少ないので分割しない。飛地になっている荘のみ分割。さらに高尾野町の事実上の飛地になっている江内も分割。荘と江内の飛地同士で合併。鶴の飛来地であることにちなみ鶴舞町とする。

・阿久根市:阿久根町、三笠町に分割。

 

というわけで、出水郡は、出水市・鶴舞町・野田町・高尾野町・阿久根町・三笠町・長島町・東町の1市7町となった。

 

川薩地区

薩摩川内市(川内市・樋脇町・入来町・東郷町・祁答院町・里村・上甑村・下甑村・鹿島村)、さつま町(宮之城町・鶴田町・薩摩町)

いちき串木野市が、鹿児島地区ではあるが川内都市圏となっている。本地区に属する甑島への航路が串木野から出ていることも考慮し、こちらに編入とする。ということで、いちき串木野市を含めて、薩摩郡とする。

 

・川内市:高城町、水引町・高江町を独立。ただし、高城町西部の水引中校区にあたる部分は水引町。また平佐東小校区は樋脇町に編入。

・宮之城町・鶴田町:宮之城町は鶴田町に囲まれた柊野という飛地を抱えている。これと、同じく鶴田町に食い込む形をしている湯田を鶴田町に編入する。

・甑島:下甑村+鹿島村で下甑町、上甑村+里村で上甑町としたい。里村は統合の対象外だが、筆者の独断で特例で合併。

・薩摩町:東部町に改称。

 

というわけで、薩摩郡は、川内市・串木野市・高城町・水引町・高江町・樋脇町・入来町・東郷町・祁答院町・上甑町・下甑町・宮之城町・鶴田町・東部町・市来町の2市13町となった。

 

南薩地区・指宿地区

これら、現在はまとめて南薩地区とされている。しかも、両地区をまたいだ南九州市ができてしまった。で、そもそも指宿地区が狭い。

ということで、両地区は合併を前提としてまとめて紹介する。

指宿市(旧指宿市・山川町・開聞町)、南九州市(頴娃町・知覧町・川辺町)、枕崎市、南さつま市(加世田市・笠沙町・大浦町・坊津町・金峰町)

以上、あわせて、南薩郡ということにしたい。

 

指宿市(旧市)と枕崎市、指宿はかろうじて2.5万人を超え、枕崎は本当にギリギリで2万人を超えた上にDID人口もギリギリ8000人を超えたため、首の皮1枚で市に残留となった。よかったね。次の国勢調査では町に降格でしょう。

・加世田市:加世田町と万世町に分割。

・川辺町:勝目町を独立。ただし、本別府も勝目町に含めておく。

・知覧町・頴娃町:知覧町のうち松山・松ヶ浦校区と、頴娃町のうち別府を別府町として独立。

というわけで、南薩郡は、枕崎市・指市町・山川町・開聞町・頴娃町・別府町・知覧町・川辺町・勝目町・加世田町・万世町・笠沙町・大浦町・坊津町・金峰町の2市13町となった。

 

鹿児島地区

鹿児島市(旧鹿児島市・吉田町・桜島町・喜入町・松元町・郡山町)、三島村、十島村、いちき串木野市(串木野市・市来町)、日置市(東市来町・伊集院町・日吉町・吹上町)、姶良市(加治木町・姶良町・蒲生町)に加え、霧島市溝辺町。
 

前述の通り、いちき串木野市を北薩郡。溝辺町は現行の霧島市にあわせ霧島郡に。

あとは、都市圏を形成している個所は鹿児島都市圏だし、鹿児島郡としてまとめたほうがいいだろう。従来通り、三島十島は鹿児島郡の飛地としてやっていくしかないだろう。

 

・鹿児島市:谷山市(北部地区は除く)、伊敷市、吉野市、鴨池・谷山北部地区→宇宿市が独立。東桜島は桜島町に編入。

・姶良町:山田町を独立。残りは姶良市に昇格。

・十島村:トカラ町に改称。

・三島村:本来人口条件から本土への強制合併の対象であるが、地理的条件を考慮し特例で三島町として残す。

・加治木町:市に昇格。

 

というわけで、鹿児島郡は鹿児島市・吉野市・伊敷市・宇宿市・谷山市・姶良市・加治木市・吉田町・桜島町・喜入町・松元町・郡山町・三島町・トカラ町・東市来町・伊集院町・日吉町・吹上町・山田町・蒲生町の7市13町となった。

 

姶良伊佐地区

霧島市(国分市・横川町・牧園町・霧島町・隼人町・福山町。区分上では溝辺町を含まない)、伊佐市(大口市・菱刈町)、湧水町(栗野町・吉松町)。一部が国分都市圏となっており、他地区の都市圏に含まれる箇所は存在しない。よって、前述の溝辺町を加えてひとつの郡とする。

ただ、悩ましいのが郡の名前だ。姶良郡と伊佐郡を合わせているうえに、国分市他は元々姶良郡ではないのだ(西曽於郡。溝辺町のみ元々の姶良郡)。新たに決めるしかない。ここは、霧島市から霧島郡という名前にしておこうと思う。

 

・国分市:規模的には分けたほうがいいかもしれないとも思ったが、分割が難しいためそのままとする。

・大口市:大口町、山野町、羽月・西太良→羽月町に分割。

・隼人町:市に昇格とする。

・霧島町:神宮町に改称。

 

というわけで、霧島郡は国分市・隼人市・横川町・牧園町・神宮町・福山町・溝辺町・大口町・山野町・羽月町・菱刈町・栗野町・吉松町の2市11町となった。

 

大隅地区

鹿屋市(旧鹿屋市・輝北町・串良町・吾平町)、垂水市、曽於市(大隅町・財部町・末吉町)、志布志市(松山町・志布志町・有明町)、大崎町、東串良町、肝付町(内之浦町・高山町)、錦江町(大根占町・田代町)、南大隅町(根占町・佐多町)。

 

前述の通り、都城都市圏にあたる財部町・末吉町は除外する。ただし、大隅町岩川の市街地に連続する末吉町岩崎は残すことにする。

元々曽於郡と肝属郡に分かれていた。これは元々あった郡の枠組みに準じて分けることにする。ただし、輝北町は現鹿屋市ということを考慮し、肝付郡(表記を簡素に変更)側に入れることにして、曽於郡と肝付郡とする。

 

・鹿屋市:花岡町・大姶良町(高須管内を含む)・高隈町が独立。

・垂水市:垂水・新城→垂水町、牛根町に分割。

・大隅町:岩川・月野→岩川町、恒吉町に分割。末吉町岩崎は岩川町に編入。

・大崎町:野方町を独立。


というわけで、肝付郡は鹿屋市・花岡町・大姶良町・高隈町・輝北町・串良町・吾平町・垂水町・牛根町・東串良町・内之浦町・高山町・大根占町・田代町・根占町・佐多町町の1市15町、

曽於郡は岩川町・恒吉町・松山町・志布志町・有明町・大崎町・野方の7町となった。

 

熊毛地区

種子島の西之表市・中種子町・南種子町、そして屋久島町(上屋久町・屋久町)である。これは特に検討の余地もないだろう。そのまま熊毛郡だ。

 

・西之表市:町に降格ということになるが、むしろ他2町にそろえる意味で、自治体に「種子」を入れたほうがいいと判断し、市制前の北種子町に改称する。

 

というわけで、熊毛郡は北種子町・中種子町・南種子町・上屋久町・屋久町の5町となった。

 

奄美地区

奄美市(名瀬市・住用村・笠利町)、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町。

元は大島郡だが、奄美の方を前面に出した方がいいと判断し奄美郡とする。

 

・名瀬市:大川校区を大川町として独立する。

・瀬戸内町:加計呂麻町を独立。

・徳之島町:亀津町、東天城→花徳町に分割。

 

というわけで、奄美郡は名瀬市・大川町・住用町・笠利町・大和町・宇検町・瀬戸内町・加計呂麻町・竜郷町・喜界町・亀津町・花徳町・天城町・伊仙町・和泊町・知名町・与論町の1市16町となった。

 

鹿児島県もこれにて終了だ。最後に9郡16市100町の一覧と地図を示す。