峠〜最後のサムライ〜

6／17公開。

居ても立っても居られなくなり（笑）、

観てきました。

史実ですので、ネタバレも何も

ないのですが…。

司馬遼太郎作「峠」を映像化されたもので、

戊辰戦争の中でも新政府が苦戦した

北越戦争でのストーリー。

役所広司さん扮する

長岡藩家老・河井継之助を中心に

描かれています。

私にとって最後のサムライといえば、

役所広司さんなんですよね。

「日本のいちばん長い日」の阿南惟幾役も、

この河井継之助役もそうですが、

実直で親分肌、豪傑なサムライとなると、

まさしく本人と思いたくなるほど、

ハマってらっしゃいますよね。

私は、戊辰戦争においては佐幕派推しです。

なぜなら、徳川の大政奉還後、

朝廷と薩長土肥、徳川が手を取り合い、

平和的に政を進められたのではないかと

思いますし（龍馬はそう考えていましたね）、

大きな戦をする必要があったのかと。

長岡にしても会津にしても、

仲間のため恩義のために

受けて立つしかなかった、

といったところでしょう。

河井継之助も、小千谷まで兵を進めた

新政府陣営（慈眼寺）に乗り込み、

どうにか戦を避けたいと、

嘆願書を新政府総督に

取り継いでくれるよう頼みますが、

全く話を聞いてもらえませんでした。

情に厚い西郷さんがその場に居たら、

ひょっとすると、

長岡でも無血開城が叶ったやもしれません。

佐久間象山のもとでも学び、

広い視野で百年先を見ていた河井継之助は、

全て覚悟の上で戦い、被弾による破傷風で

この世を去りました。

以前、歴探部のグーグルアースで

戊辰戦争跡を巡った際、

継之助が指示したという塹壕跡が

確認できました。

そろそろリアル歴探しに、

長岡・小千谷にも行ってみたいですね。