姫路城 二条城

ロケを理由に、先週末は姫路城、

今週末は二条城へ行かせていただき、

歴史好きとしてはありがたい限りです。 

千姫が城主・本多忠刻に嫁いで

今年で400年という姫路城。

白鷺に例えられ、日本一美しい城と 

名高いが、立派になったのは

江戸時代に入ってからのこと。 

将軍家が娘の嫁ぎ先の石高を

増やしたのだとか。 

黒田官兵衛が中国攻めで秀吉に 

明け渡した際のものとは比べようもない。

 二条城は、その千姫の祖父・徳川家康が

築いたもの。家康はこの城で、

成長した豊臣秀頼（千姫最初の夫）と会見。

彼のスター性に危機感を感じ、

その後大坂討伐に至ったが、

大坂にほど近い二条城からの出陣となった。

そうして徳川の世になるも、250年後

皮肉にもまたこの二条城で 

慶喜は政権を朝廷に返上する決意をし、

大政奉還となる。

姫路城、二条城、

共に敵に攻められたことはない。

比較的穏やかな気持ちで脳内CGを

描くことができるのはそれ故か。 

数百年の長い年月、盛者必衰の物語を

全て観てきたのは彼らに違いない…

見頃を迎えた桜に思いを馳せた。