永遠のゼロ
エンドロールが流れ、
館内の照明がついても立てない…
そんなことは滅多にない。
戦争を知らない人口の方がどんどん
増えていくなかで、
こういう映画は本当に貴重。
主人公が、平成を生きる青年だから、
知らない世代もスっと入りやすい。
愛する人を残し、戦地に赴く男性たち。
そして、彼らの帰りを待つ女性たち。
戦争、そしてどの時代にも共通する
愛のドラマでした。
私は以前、特攻隊の飛行場があった
知覧を訪ねたことがあります。
先日、靖国にもお参りしました。
それぞれ資料館がありますが、
パイロットが遺した手紙に、
言葉を失くします。
お母さん、お母さん…
そして、婚約者や妻子の名前。
その時どんな気持ちで
筆を執っていたのでしょう。
10代20代とは思えない、
大人びたしっかりとした文章に、
心配させぬまいという愛情が
感じ取れました。
決死の極限状態にありながら、
どうしてそんな文章が書けたのか。。