陸前高田、大船渡をたずねて
山があり、海があり、
空気は美味しい…。
さぞや風光明媚な漁業のまち
だったのでしょう。
足元に目をやると、
大きくひび割れた道路。
そのわきには瓦礫。
だだっ広い更地になったまちに
ポツリポツリと残るのは、
ボロボロになったコンクリートの建物。
まちの今の様子は、まるで
原爆資料館でみた写真です。
仮設住宅におじゃましました。
薄いベニヤ板一枚で作られた床、壁。
ただですら寒い東北地方の冬。
ご高齢の方や体の弱い方が
とても心配です。
でも、そんな中、
踏ん張って、前をみて
地域の活動をされている方も
多くいらっしゃいました。
おおふなとさいがいFMを立ち上げた
整体師の佐藤健さんも、その一人。
佐藤さんは、
ご自宅と整骨院を津波により失いました。
でも、大好きな地元を復興させる、
見届けると、強い意思をもって
取り組んでらっしゃいます。
佐藤さんは、今週末の
新週刊フジテレビ批評に出演されます。
自分に何ができるのか…
みつけるために行ったのに…
答えがでないまま、いいえ、
むしろもっと頭の中は混乱状態です。
瓦礫の撤去が一段落ついた今、
大事なのは、おそらく、
行政の力であり、
情報整理であり、
あと、土木建設やセラピストなどの
プロフェッショナルのちから。
となると、なんでもない私は
何もできない。。
帰路についた時から無力感にかられています。
もし、できるとすれば、
震災を風化させないために、
レポートしていくこと
でしょうか。
…わかりません。