陸前高田、大船渡をたずねて | 石田紗英子 オフィシャルブログ

陸前高田、大船渡をたずねて



山があり、海があり、
空気は美味しい…。
さぞや風光明媚な漁業のまち
だったのでしょう。

足元に目をやると、
大きくひび割れた道路。
そのわきには瓦礫。
だだっ広い更地になったまちに
ポツリポツリと残るのは、
ボロボロになったコンクリートの建物。

まちの今の様子は、まるで
原爆資料館でみた写真です。
photo:01




仮設住宅におじゃましました。
薄いベニヤ板一枚で作られた床、壁。
ただですら寒い東北地方の冬。
ご高齢の方や体の弱い方が
とても心配です。



でも、そんな中、
踏ん張って、前をみて
地域の活動をされている方も
多くいらっしゃいました。
photo:02


おおふなとさいがいFMを立ち上げた
整体師の佐藤健さんも、その一人。
佐藤さんは、
ご自宅と整骨院を津波により失いました。
でも、大好きな地元を復興させる、
見届けると、強い意思をもって
取り組んでらっしゃいます。

佐藤さんは、今週末の
新週刊フジテレビ批評に出演されます。


自分に何ができるのか…
みつけるために行ったのに…

答えがでないまま、いいえ、
むしろもっと頭の中は混乱状態です。

瓦礫の撤去が一段落ついた今、
大事なのは、おそらく、
行政の力であり、
情報整理であり、
あと、土木建設やセラピストなどの
プロフェッショナルのちから。

となると、なんでもない私は
何もできない。。
帰路についた時から無力感にかられています。

もし、できるとすれば、
震災を風化させないために、
レポートしていくこと
でしょうか。

…わかりません。