太平洋の奇跡
公開中の映画
『太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男』を
観てきました。
太平洋戦争末期、
サイパン島が玉砕してからの話。
大場栄大尉が、その判断力と統率力で、
大群の米軍を翻弄する。
『硫黄島からの手紙』という映画があります。
対して『父親たちの星条旗』は
米軍からみた硫黄島の戦いでしたが、
この映画では、日本とアメリカ、
両雄の視線が描かれています。
水もなければ食料もない。薬もない。
大場隊と日本民間人200名は、
何万の大軍に包囲されます。
見つかると死ぬ という恐怖。
岩場や木の影で息をひそめ、
必死に生きよう、仲間を守ろうとする姿。
映画のなかで、
印象的だったフレーズがあります。
日本に留学していたことのある、
理解あるアメリカのキャプテンの言葉。
「将棋をしっていますか?」
将棋は、相手に駒を取られると、
相手に組してこれまでの大将と戦わなければならない。
忠誠心の強い日本人は、けっしてそれをしない。
誇り高き民族なのです。
もうけっして、戦ってほしくない。
先祖たちの死を無駄にしてはいけない。
わたしたちが受けつぐべきなのは、
生きるつよさ。。ではないでしょうか。