そんじょさん
そんじょさん。
奈良のことばでしょうか。
実家では、お盆に帰ってくる先祖のことを
「そんじょさん」といいます。
きのう、15日に里帰りをおえて
戻っていったはずですが、
お盆ウィ‐クということで、
うちのそんじょさんの話をします。
私が生まれる前に亡くなっていた、
祖父と伯父、そして
ずっといっしょに過ごした祖母。
英子おばあちゃんです。
おばあちゃんは、たぶん、私のこと
一番すきやったんちゃうかなぁ。。
正直、そう思います。
うちは両親共働きだったので、
家のことは、祖母が主任でした。
畑で野菜を作っては、料理して食べさせてくれました。
芋類をむいたりするアクで、
おばあちゃんの手はしょっちゅう真っ黒。
たくさんおかずを作ってくれても、
いつも自分は残りものばかり食べていました。
とにかく明るいおばあちゃん。
家に帰ったら、おっかえり、たっだいま♪と
変な顔し合ってた光景をよく思い出します。
よく笑う人で、2階にいても、
電話で大笑いしてる声が聞こえてきました。
保育園幼稚園の送り迎えから始まり、
学校で忘れものをしては届けてくれ、
マラソン大会では沿道でさえちゃーんと
声援を送ってくれた、
おばあちゃん。
おなか痛をおこしては、
かわいそうになぁ南無妙法蓮華経・・・とさすってくれた。
夜遅くなったら、ずっと家の前で待っていてくれた。
なりたかったスチュワーデスになって、一番よろこんでくれた。
一人暮らししてから、たまに実家に帰ったら、
ひきだしからだしてきて、おこずかいをくれた。
思い出がありすぎて・・・。
すみません。
でも、ブログを通して、そんなおばあちゃんを知ってもらうことが
うれしいんです。
誰でも、そんな、遠くにいってしまった大事な人が
いるのではないでしょうか。
でも、心の中でその人のことを思った瞬間、
笑顔で戻ってきてくれると思います。
うちのそんじょさん御一行は、きのう、永住のハワイに戻りました。
(我が家ではそういうことになってます)
ハワイのテレビで見てくれてると信じて、がんばります。