デートのお相手は・・・
一年半ぶりの再会でした。
東京に出張で出てくるというので会うことになったんです。
歳のころは50代なかば・・・
う~ん、どこでごはん食べたらいいんだろう・・・。
お世話になっている年上の男性に相談すると、
クラシカルな落ち着いた場所を提案されました。
そのまますすめみましたが、
彼は、浅草でも丸の内でも上野でもなく、
“青山”がいいと・・・。
都会でプリティーウーマンみたいな雰囲気のデートが
いいのかなぁ。
そこで、私が好きなイタリアンのお店の中から、
野菜ふんだんでヘルシーなAWKITCHEN Figliaに
予約しました。
ひさしぶりに会うからなぁ・・・
最近のお気にいりのワンピースを着よう。
髪もまとめた方がいいかなぁ。
そして当日。待ち合わせは、表参道14時!
電話がかかってきました!
「どこにいる?みずほ銀行のとこにいる。」
「じゃあさ~、交差点渡ってアンゼルセンっていうお店側にきて。」
「どっちや?わからん。」
そんな電話のあと、
横断歩道を渡っているのを発見!!
「おと~さ~ん!!
」
そこに現れたのは、リチャード・ギア・・・ではなくて、
まぎれもなく、奈良から出てきたわたしの父でした。
カッターシャツにリュック背負って、やっぱり学校の先生って感じ。
進路指導の講演があったそうですが、
いかにも、その帰りです(笑)。
でも、父いわく、シャツはブルックスブラザーズだし、
リュックもおしゃれリュック・・・。たしかに。
洗練された青山で、父は最初ソワソワしてましたが、
AWkitchenの店員さんが関西弁で話してくださった途端、
いっきにホッとしたようです。
最近まで入院していて、食事にはずいぶん気をつけているようでした。
何もしらなかった私。。。
「なぁ、なんで青山に来たかったん?」
なんでも、青山に行った!とネタにしたかったとのこと。
飛行機の時間が決まっていたので、
ゆっくりはできませんでしたが、
ひさしぶりにお父さんに会えてうれしかったです。
山手線の改札で別れましたが、
父は何も言わずに、そそくさと帰ってきました。
20時ころ、父から1通のメール。
「家着いた。今からお母さんの病院。いろいろありがとう。」
昔から、娘とデートするのが楽しみって言ってた父。
今度は、六本木と築地に行こうなぁ。