主題はAIであるが、その中身は、司法制度というルールの中で起きる出来事である。それを支えるのは法学だが、工学と同様、そこには過去の経験則がある。過去のエビデンスを抽出・解析し、それを積み重ねてルールとしていく。だからこそ、前例踏襲を旨とするのは当然なのだろう。人が人を裁くには、それ相応の理屈と根拠が必要である。
被告が生身の人間ではなく、しかも前例が存在しないという点で、この裁判は注目される。まさに、近未来の司法を先取りした光景でもある。
『被告人、AI』――中山七里著――を引き続き読んでいる。
https://note.com/saekiworld/n/nfffd746d9df0








