新年度が始まりましたね。本来であれば、年始や新年度は節目のタイミングで物事を好転させていこうというきっかけにもなるタイミングですが、現在、日本はイラン情勢の影響を受けて多方面で不安な声が聞こえてきます。
かくいう私自身も、エネルギー供給ショックについて、かなり懸念をしています。このインフレが懸念される状況下で、更なるコストプッシュインフレは企業収益を必ず圧迫します。今の段階からの対策や戦略をしっかり組んでおかないと手遅れに…なんてことも考えられます。中小企業の向き合いを書きます。
では、まず、現状の状況について整理を少ししてみようと思います。
①ホルムズ海峡は、封鎖状態にある。
②4月5日時点では、停戦等の糸口は未だ見えない。
③日本の原油備蓄は約8ヶ月、LNG、LPGは、中東依存が低い。
④現在一部の石油関連商品は値上げが行われている。
です。
そこから、皆さんの業態にどんな影響があるかを深掘りしましょう。
ほぼ全ての業種で何かしらのコストが上昇します。その中で1番注意すべきは、石油関連品が、仕事で必ず必要かです。
買いだめ??と思われる方もいるかもしれませんが、私は、石油関連資材を一定量の在庫を持つことを強くお勧めします。
理由を書きます。
①備蓄は8ヶ月あっても、原油自体が入ってこない以上、供給では、何らかの問題が発生する可能性が非常に高い。
②仮に明日停戦になっても、原油価格の高騰は最低、半年は継続します。
→石油関連設備が一部攻撃されている。タンカーが輸送するタイムラグ。機雷撤去期間。各国備蓄も含め、需要が上昇する。
以上から、値上、最悪の場合供給制限が確実です。備えのない企業は、操業自体できなくなる可能性が、ここから、短期的にあるわけです。
これらの影響で、多くの値上げが、直近半年程で発生します。今回は、ウクライナ問題と同レベルでは考えないほうがいいと思います。価格高騰ではなく、供給ショックが今回起きる可能性を加味した方がいいからです。そして、値上げがする出来る企業ならいいですが、BtoBの会社は値上げに制約がある場合があります。例えば交渉に時間がかかるなど。
そういった企業は、今すぐに値上げ交渉をされた方がいいと思います。それ以上に利益が出ているのであれば、問題ないのですが、今回の影響は、思っているより多岐に渡り、想定以上の収益悪化が予想されます。
その分の値上げが遅れた企業は、体力的に苦しくなりますし、今回、政府からの資金繰り支援には要注意です。コロナ禍と違い、ゼロゼロ融資は多分ありません。一定の金利がある、資金繰り支援に間違いなくなると思ってます。つまり、収益力のない会社は淘汰される時代になります。
じゃあ中小企業は、どうするのか?今回は、収益性の低い仕事の廃止や、コストを下げる努力を極限まですべきだと思います。シンプルですが、新規事業ではなく、現在の仕事の淘汰に生き残るというのが、最善の戦略だと思います。
今は、時代の潮目が変わるタイミングです。
これまでは、大量生産、大量消費が前提でした。
サプライチェーンの崩壊で、継続ができません。
その前提が、かわると考えて行動するのが、最善です。当たり前が当たり前ではなくなった時に、人はどんな行動をするのか、どんなものが売れるのか、少し考えておくべきでしょう。
それを含めた企業経営を考えていきましょう。
また、イラン情勢については、かきます!