俺みたいに条件付きの愛情で育てられると、人からどう思われているかを異常に気にし過ぎる傾向がある。絶対的な愛が不足したまま人格を形成するから、人から評価されることに異常に固執するからだ。固執するあまり、逆にうまく立ち振る舞えなくなることも多い。
例えば仕事だと上司からの突っ込みにすぐにたじろいでしまう。たとえそれが正当なロジックの元で行われた仕事だとしてもうまく返せない。だから、上司とまともなやり取りをするためには準備に時間がかかってしまう。必要以上の準備をしなくても、まともなやり取りができるためには、自信が必要なのだが、それがなかなか手に入らない。だから辛い。
その反面、評価されるためなら努力をいとわないから、人並みの自信を手に入れた頃には一気に平均以上の結果を出すことが多い。マリオカートでいうとドンキーコングだ。とにかくスタートが遅い。一度勢いが付けばスピードとパワーを兼ね備えているから最強に近いのだが、そこにいくまでがとにかく辛い。辛すぎて途中でやめたくなるが、そうすればただのノロマで終わってしまう。
また、人付き合いでも相手の満足度に固執して自分の快適さを犠牲にし易い。
むしろ自分の快適さとは何かさえ、もはや分からない。はっきりわかることは、相手の満足度が低い時は間違いなく自分の不快さがmaxであることだ。そして、それを感じた時、自分を犠牲にしている姿に気づき虚しくなる。
相手の顔色を気にせず自然体で向き合えるまでには時間がかかる。その反面、あまり意識しない相手からは好かれ易い。だから、友達にしても異性にしても、自分が意識しない相手ほど上手くいくことが多い。
いずれにしても、人からの評価を気にし過ぎる。もはや、人から評価に依存していると言える。本来の自分をさらけ出した時、一体何人の人が周りに残ってくれるのかと思ってしまうこともある。この感覚は思春期の頃から変わらない。
この依存体質は、辛い反面、メリットもある。先程書いた様に評価を得るためなら死にもの狂いで努力するから、辛い期間を乗り越えれば多くのことは人並み以上の結果を出せる点だ。人付き合いでも、相手から好かれるための方法を異常に研究・実践するから、初対面の相手からは好印象を持たれ易い。
この依存体質は治せるのかは分からない。なんせ辛い期間が過半数だから、治せるなら治したい。しかし、30を過ぎて思うことは、「治そうとするより、自分の体質を理解して、デメリットとうまく付き合いながら、メリットを活かしていく」ということだ。それが結果的に一番楽なのだ。
だから、辛いと思った時は、そのことを常に思い出す様に心がけている。