義母がいる老健に行ってきました。
今は常に見守りが必要な状態なので
リクライニングタイプの車椅子に乗せられて
同様の状態の他の入所者と共に
ステーションの前に並べられているんですが、
ビックリするぐらい顔つきが変わっていました。
これまでは眠たそうなぼんやりした感じな事だったのが
なんていうか・・・ギラギラした感じ・・・上手く表現できないんですが。
身体が動かないぶん全方向に向けて大声で悪態をついていて、
そばにいる入所者から煩いと怒鳴られていました。
認知症が進行し、いよいよ“理性”から“感情”の世界に
引っ越されてしまったようです。
職員さんから、昨夜はこんなふうにずっと怒鳴り散らしていたらしく
今後、場合によっては眠剤を飲んでもらっても構いませんかと聞かれ
それは仕方のないことだと了承しました。
今までの義母は、他の入所者に対して「煩い!」と言う側だったんよね・・・。
義母の居室に洗濯物の入れ替えに行ったところ、
車椅子に乗って本を読んでいた同室の方と目が合ったので、
「昨夜はご迷惑をお掛けしたようで申し訳ありませんでした」
と謝ったところ・・・。
「あなた、そんなことを気に病んじゃダメよ。
あなたのせいじゃないし、誰だっていつそうなるか分からないんだから。
謝る必要なんかないのよ」
そう言われました。
思わず涙が出そうでした。
こんなふうに言えるおばあちゃんになりたい。
でも欲を言えば、そうなる前にピンコロで逝きたい。
<今日の1枚>
お願いだから、そんな怖い場所で寝ないで・・・