賞レースのスタートは12月になりますが,
カンヌ・ヴェネチア・トロントの各映画祭を終えて
今現在の各賞の流れを書き留めておきたいと思います。
その第5弾となる今回は主演女優賞です。

フロントランナーはレニー・ゼルウィガー(Judy)との声も挙がっていますが,
私は対象作の評価が伸び悩んでしまった上に
業界人からのサポートの声がないことから
ノミネートすら厳しいのではないかと感じています。
批評家賞次第という感じになりそうですね。
今予測するフロントランナーはスカーレット・ヨハンソン(マリッジ・ストーリー)と考えます。
対象作の評価も高まっていることから十分に考えられますが,
「ジョジョ・ラビット」が助演プッシュにならなければ票割れの危険性もありそうですね。
これを追いかけるのはシンシア・エリヴォ(Harriet)ですが,
彼女の対象作もやはり評価が伸び悩んでいることが悩みの種。
ノミネート経験のあるフェリシティ・ジョーンズ(The Aeronauts)と
受賞経験のあるシャーリズ・セロン(Bombshell)も十分に狙える。
若手ではアウクワフィナ(The Farewell)や
シアーシャ・ローナン(Little Women)も狙えると思われます。
ただ,ルピタ・ニョンゴ(アス)のBUZZが持続しているのが不気味。