色々じたばたしているうちに11月11日、
20世紀末の経済、経営学をリードしてきたP.F.ドラッカー氏が
永眠されていました。
経営学に関する多くのすばらしい著書をお持ちのP.F.ドラッカー氏。
ビジネス書のダイヤモンド社を現在の姿たらしめたのは
ドラッカー氏の多くの著作のおかげとか、
以前ダイヤモンド社の関連の方に伺いました。
さすがにうちにも結構な冊数ありました(^^;
書評を書いたことがないなぁと思って一冊を選ぼうと思ったのですが、
やっぱり個人的に一番面白かったのは
「ポスト資本主義社会 」かなぁ?
これまで20世紀末の経済界はドラッカー氏の描いた
線路の上を走ってきたと教わったことがあります。
実際今なおドラッカー氏の書いた内容は色褪せないものだし
今なお多くのきづきをそこから得られる
珠玉の著作ばかり。
経営の方はまだまだ自分の身に引き寄せて考えられないのですが
個人的に資本主義の限界を感じている時にこの本に出会い
ひどく感銘を受けました。
資本主義の次にくるもの、としてこの本では
知識社会化、グローバル国家化を大きな流れとし、
中でも知識と言うものが持つ価値がどのように変質――というか
再評価されることになるかを述べています。
知識をマネジメントして、結合していくこと、
情報が単なる情報ではなく、責任を持った力となり
社会への貢献を果たしていく、これがポスト資本主義の世界と
位置づけられています。
何度か読んでいる割にはまだまだ十分理解し切れてないなぁと
いつも思わされる本ですが、
ドラッカー氏の描いた地図はここで終わりとなりました。
この先は私たち一人ひとりが未来地図を描く作業を
引き継いでいかなければならない、と言うことなのかもしれません。
ドラッカーさん、多くの導きをありがとうございました。
どうぞ安らかに…。
- P.F. ドラッカー, P.F. Drucker, 上田 惇生, 田代 正美, 佐々木 実智男
- ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか



