こんにちは、さえです。
今日は「テツガク」について。
中学生の卒業を控えたある日、目をかけてもらった国語の先生に
「将来は何になりたい?」
と聞かれました。
凄くソボクな疑問だったと思うのですが、
私の応えにセンセは目を白黒させました(苦笑)
「テツガク者」
何ゆえテツガクなんぞをやりたかったのか。
中学の最後と言えばもう受験勉強の一山を超えた頃。
その頃私の生きている上での命題は
「1999年に世界が滅亡するとしたら?」
でした。
今でこそ笑い話の「ノストラダムスの大予言 」ですが、
個人的にはこの本には結構感謝しています。
何せ、フツーに今日寝たら明日が来ると思っていた小学生に
「人生は有限なものだ」と真剣に意識させた本ですから。
そして、その頃の私にとってこの残り短い人生の
半分近くを受験勉強とか学生時代に費やすのが
いかにもばかげたことに思えました。
学生からフツーのオトナへと言う
決まったような道を行かないとしたら、
「いかに生きるべきか」
は相当大きな命題で、それを一日中考えていていいのが
「テツガク者」だったのです。
その後高校で一度コンピュータ系を目指し、(人工知能研究をしたかった)
生徒会なんぞに推されて理系進学を阻まれた結果、
大学でテツガク専攻を選ぶことになり、
その癖して行った大学のテツガク科は論理学専門で
「いかに生きるべきか」なんてどうでもいい所だったと言う
なんだか数奇な運命を辿る羽目になるのですが(笑)
その頃世間ではトマス・クーンの「パラダイム論」や
「ソフィーの選択 」などが空前の話題になり、
一般にも広くテツガクブームが起きていた事が
何となく今思えば皮肉かも…。
などと「テツガク」の事を考えいているのは
この本がとても面白かったから。
くわしーく知る必要はないけど、
教養としてのテツガクを短時間でオイシクかじりたい人には
とっても分かりやすくてお勧めです。
この際高校の倫理の授業を思い出し、
「ジンセイ」を考えちゃう最古にして原初的な命題に
超!イージーに立ち返るのもいいのではないでしょうか?
ちなみにその後の私の運命ですが、
論理学者しかいない学部で唯一、興味を持った助教授は
当時文系では考えられない
「人工知能に組み込まれるべき情報処理の論理性」
を研究していました。
「この人についていく!」と決めた私の前で
その助教授は無情にもハーバードへ長期留学。
やむなく卒論の方針を変更して書いたのが
トマス・クーンと対立していたファイヤアーベントの論旨研究。
そして就職先に選んだIT企業で
人工知能研究グループへの道を絶たれてン十年、
今は現代日本において最も「テツガク」に近い
ビジネス、自己啓発分野に嵌っている、と…(笑)
これって数奇な運命と言っていいんでしょうか?(笑)
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| 図解「哲学」は図で考えると面白い―はじめての思考の手引き by 白取 春彦 | 科学革命の構造 by トーマス・クーン, 中山 茂 | |
| ソフィーの選択 (上巻) by ウィリアム・スタイロン, 大浦 暁生 | ソフィーの選択 (下巻) by ウィリアム・スタイロン, 大浦 暁生 | ノストラダムスの大予言―迫りくる1999年7の月、人類滅亡の日 by 五島 勉 |






