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石ヶ森久恵のブログ

脳全体を活用する。どのような場面、職場においても基礎力となる「ポータブル・スキル」として!

【沿革解説】
オペラ座の怪人はフランスの新聞小説作家、ガストン・ルルーの原作。音楽の天使と謳われた美しい声、神秘的なメンターの仮面の下から現れた本性との落差は、何度も映画や舞台の題材として取り上げられています。映画ではルパート・ジュリアン監督の白黒作品が有名。舞台でもケン・ヒル版が実はロイド・ウェバー版よりも早く公開されています。日本ではJETさんによる漫画版が有名。

世界的に有名なのは現代のモーツアルトと称されるアンドリュー・ロイド・ウェバー のミュージカル。オペラチックな曲をふんだんに取り入れ、当時の奥方で現代のディーヴァ、サラ・ブライトマン の才能を最大限に引き出したロイド・ウェバーの最高傑作です。舞台美術を担当したマリア・ビヨルソンの細部にわたる舞台芸術も見逃せません。公開されたロンドンHerMajesity's劇場 は一世紀半の歴史のあるオペラハウスで、古びた豪奢な雰囲気がオペラ座のそこはかとない不気味さをかもし出してくれます。

映画化については1995年あたりからロイド・ウェバー自身によって何度かアナウンスされています。当時はスーザン・ケイによる続編を書くと言う話もしてましたがどこへ行ったやら?(^^;
当時映画版エビータがマドンナとアントニオ・バンデラスで公開された事もあって、ファントムをバンデラスで、という案もあり、1998年のウェバーの誕生日コンサートではバンデラスとブライトマンのThe Phantom of the Operaも披露されています。

ストーリーについてはネタばれ含むのでコメントの方へどうぞv



著者: ガストン・ルルー, 三輪 秀彦
タイトル: オペラ座の怪人 創元社文庫

著者: Jet, ガストン・ルルー
タイトル: オペラ座の怪人 (コミックス)




タイトル: 映画:オペラ座の怪人 (監督ルパート・ジュリアン)
1月11日、劇団四季のオペラ座の怪人東京講演にあわせて公開したつもりがキッパリ「下書き保存」になっていました(爆)今日公開しなおしてます。

さて明日からは映画の方も公開ですね。オフィシャルブログもオープンしている事ですし、トラックバックガンガン行ってみたいと思います(笑)

本日のマイお題として、オペラ座の怪人の楽曲を取り上げます。と言っても明日公開の映画なので舞台版での感想ですが…。
オペラ座の怪人の楽曲の有名どころといえば

オーバーチュア(Overture)
オープニングのシャンデリアが不気味な光をちらつかせながら幕が上がる時にかかる。荘厳なパイプオルガンに加わる重いオーケストラが時代を一気に遡らせる名曲。

オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)
車のCMでも使われているテーマ曲。ロイドウェバーが当時の妻、サラブライトマンに送ったと言われる。原作のホラー味を漂わせる異色曲。

ミュージックオブザナイト(Music of the Night)
怪人の隠れ家で歌われる、怪人が「音楽の天使」と呼ばれる側面を最も発揮する曲。

プリマドンナ(Prima Donna)
我侭なスター役者、がめつい支配人達、不可解な事態に憤るラウル子爵、ジリー親娘らがよってたかって歌い上げるコミカルながら非常にバランスの難しい曲。

オールアイアスクオブユー(All I ask of you)
怪人の影に怯えるクリスティーヌにラウル子爵が愛を囁くロマンチックな一曲。

マスカレード(Masquerade)
仮面舞踏会を描く全員の大合唱による煌びやかな曲。映画のCMで使われていますね。

墓場にて(Wishing you were somehow here again/wandering child...)
怪人にいまだ音楽の天使の面影を見るクリスティーヌのモノローグ。

ポイントオブノーリターン(The Point of the no return)
劇中劇「ドンファンの勝利」になぞらえ、逃げる事の叶わぬ境地に追い込まれたヒロインとクリスティーヌ、さらに追い詰めた筈のドンファンと逆に追い詰められた怪人が被るドラマティックな曲。

怪人の隠れ家(Beyond the lake/The Point of the No Return(リプライズ))
怪人とラウル、選ぶ事を強要する怪人とクリスティーヌの葛藤の果てのラストシーンに繋がる曲。

ということになりますか。いずれも非常に高度に計算された歌詞と音で構成された素晴らしい曲ばかりです。
強いて言えばThe Point of the No Return。それも怪人の隠れ家で歌われるリプライズがベストワンでしょうか。ラウルと怪人とクリスティーヌの三者の音が重なり合いながら、決して交わる事のない言葉と音を紡ぎ、最後にクリスティーヌの「音楽の天使、昔は心を捧げた…」という一音だけが残る。それをも断ち切ろうとする怪人の悲痛な叫び、そして…。
あのラストシーンを鮮明に蘇らせてくれる、最高の一曲と思います。

物凄く難度の高い曲揃いですが、かつてカラオケボックスで仲間一同とそれぞれ役振り分けして歌い捲ったのも懐かしい思い出(^^;その上では大受けだったのはプリマドンナでした。楽譜も自分達で起こして頑張った記憶が…。支配人のオフィス(Notes...)などもコミカルで、ロイドウェバーの多才振りを発揮していると思います。

公開が待ち遠しい、後数時間だけど(笑)


著者: ドレミ楽譜編集部
タイトル: オペラ座の怪人―オリジナル版
四季劇場「海」オペラ座の怪人が開幕になります。今年は映画の方でもミュージカル版として作成されたものがリリースされる上、車のCMでも使われているのであの印象的なファントム オブ ジ オペラの曲をよく耳にする機会が増えました。

オペラ座の怪人の原作はガストン ルルーのホラー(?)小説。オペラ座の地下に潜む仮面の怪人が、天才的な音楽の才能を持って不遇な少女を導き、オペラ座のプリマドンナに仕立て上げる。けれどその仮面の下に少女が見たものは…?と言うストーリー。原作小説は新聞連載の大衆娯楽小説ですが、音楽と舞台の力はこう言うものか?と瞠目する全く違った世界に仕立て上げたのがミュージカル界のモーツアルトとも称される作曲家アンドリュー ロイド ウェバーと美術を担当したマリア ビヨルソンです。オープニングのオークションのシーン、年老いたラウル子爵の独白からパイプオルガンの荘厳なオーバチュアに乗ってシャンデリアがあがっていくと同時に時間が巻き戻っていく演出は舞台ならではの迫力です。

日本初演はいまや有名舞台俳優になってしまった市村正親さんが怪人をやっておられました。その時のラウル子爵がいまや有名ミュージカル俳優になってしまった(笑)山口祐一郎さんでした。
その後沢木順さん、山口祐一郎さん、芥川英司(現、鈴木綜馬)さん、今井清隆さんと言った錚々たるメンバーが怪人を歴任。ラウル子爵も芥川さん、長祐二さん、岡幸二郎さんなどが歴任、今は四季の看板役者石丸幹二さんの納まり役と言った所でしょうか。

オペラ座には一体何回通ったのやら、チケット枚数を数えると気が遠くなりそうですが(^^;ちょうど公開が重なっている事もありますので、ちょこちょこ語っていきたいと思います。