【音楽劇】キャッツのツボ その6 | 石ヶ森久恵のブログ

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脳全体を活用する。どのような場面、職場においても基礎力となる「ポータブル・スキル」として!

今回のキャッツ特集、実はキャッツ初見の友人に「キャッツを10倍楽しむ方法」としてレクチャする為にまとめたものです。

先にも書いたように、キャッツは言って見れば主役らしい主役がおらず、皆が主役の小話をつなげたオムニバス作品。始めてみた方、特にミュージカルを「役者が台詞の途中でいきなり歌いだす、わけのわからない芝居(cタモリ)」と思われている方(笑)にはちょっとキツイかも~と思っていました。


けれどキャッツが発信しているメッセージはとても明快です。


人は闇の中に生まれ、不安や孤独を生きる。それでもチャンスやピンチの気配を見逃さず、迷わず輝く世界を目指す。誰かに頼らず、自分をしっかりと持って誇り高く、顔を上げて生きていこう。


そういうメッセージです。

象徴的に何度もリフレインするメモリーも、オールドデュトロノミーが2幕の最初に歌う「幸せの姿」にきちんと融合して発展していきます。


思い出を捨て、過去を捨てるのではない、思い出を辿り、新しい命として蘇ることで本当の幸せを手に入れる。それは永久に変わらず、永久に消えない。


過去と、現在と、未来は確かに繋がっていて、自分を手放さず明日を築く事。

それが幸せを手に入れる唯一つの方法、と言うわけです。


猫と言うキャラクターに託した思いは「どうですか?猫たちはとてもあなたに似ているでしょう?どうぞ猫にご挨拶を」と締めくくられます。

誇り高い猫たちに挨拶をするなら、なれなれしくせず敬虔な気持ちで、その心に語りかけ信じられる時を待つ。高貴な魂を求め大いなる心を求め、そしてただ一人のあなたを求める…。

正に人と人のつきあいもそうであるはずです。


そのメッセージがこめられているからこそ、21世紀に届く唯一つのミュージカルと呼ばれ、そして21世紀にいたってもカーテンコールが鳴り止むことがないのでしょう。


今日からあなたも猫を見かけたら、その唯一の名前で呼びかけてみましょう。


この連載が少しでもキャッツを楽しむよすがになれば幸いです。v

よろしかったらご感想いただけるととっても嬉しいですv