今日は名古屋に出張しました。その際のJRの窓口での会話。
私「のぞみなら電源使いたいので一番前の席がいいんですけど」
窓口「お席はあるんですけど、パソコン使います?」
私「そうですね」
窓口「パソコン壊す事があるみたいですけど、いいですか?」
要するに新幹線の社内電源は走行中に電源供給が不安定になる事がある、と言うことであるようです。被害実態は掴んでませんが、まぁありそうなお話。ただ今までは特に問題なかったので「問題ない」と答えました。
JRでは電源を使いたい、と言う理由で席替えを要求される場合は、必ずこう問いかけるようマニュアル化されているそうです。
これは電源供給と言うサービスに対して、その品質(この場合供給不安定と言う事は品質の悪さを理解していると言う事ですね)の程度を掴んだ上で「使う上でのトラブルはお客様のリスクですよ」と宣言しているわけです。
電源供給の問題でパソコンが壊れるたびに損害賠償をしていたのではJRは持ちません。かといって電源供給そのものをやめてしまうと、このご時勢ビジネスパーソンからは長い移動時間を有効に使えないとクレームがでるのも必定。だからリスクを承知で電源を使用してください、とお客様の判断に委ねる方法を取っているのですね。
JRのリスク管理もしっかりしてきたものです。
さて、その後車中でのこと。
車内販売が押してきたワゴン、今はかなり小さくなったとはいえ、通路にスーツケースを投げ出されていては通過できません。何度か
「すみません」
とスーツケースの持ち主を探していた気配ですが、眠っているのか返事をする者はなし。
業を煮やした車内販売のお嬢さん、ワゴンを無理矢理通路の隙間に押し込みました。
ガリガリガリガリ…。
やな音…。
きっと傷が入った事でしょう。お嬢さんは苦虫を噛み潰したような顔をしつつ、そのままワゴンを押して出て行ってしまいました。
これ、スーツケースの持ち主がもしJRに対して損害賠償請求したらどうなるでしょうか?ワゴンを押していた本人ではなく、JRが損失補填する羽目になるんでしょうね…。
まぁスーツケースを投げ出したまま寝こけている方も相当無用心ですから、その責も差し引きされるかもしれませんが。
日本はまだ訴訟社会ではありません。
しかしこれからはアメリカ並みに訴訟が増えてくるかもしれない、と思った時、たかがスーツケースと言えども大事なお客様の所持品を損傷したと言う罪に変わりはありません。それが年に何件も発生したらどうなるか、と一瞬ひやりとする場面でした。