【音楽劇】コーラスライン | 石ヶ森久恵のブログ

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数年前までミュージカルオタクでした(笑)演目によっては週2~3ペースで劇場に通ってた事もあります。
好きなのはアンドリュー・ロイド・ウェバー、中でもJesusCristSuperStarが秀逸でした。小学生くらいの頃に映画版のJCSSを見て衝撃を受けた覚えがあります。日本でその上演権を持っているのが劇団四季と知ったのはオペラ座の怪人に嵌った後でした。

そんなこんなでその頃通いまくっていた劇団四季のミュージカルでも好きだった演目を久しぶりに見れそうなので、スレッドを立てることにしました。

コーラスラインのテーマ曲「ワン!」は一頃ビールのCMソングに使われてたのでご存知の方もおられるかもしれませんね。振付師マイケルベネットの自叙伝的作品とも言われるこのミュージカルは、ダンサーから振付師、演出家とのし上がった男、ザックがスターの背後で踊るバックダンサーのオーディションの応募者に問い掛ける形で進行します。教師と感覚が合わずアクターズスクールを抜けた少女、ゲイである事をカミングアウトする青年、整形でナイスバディを手に入れた少女、皆いつかはバックダンサーのラインを抜け出し、一歩前へ、ステージの花形にのし上がる事を夢見ています。そこでザックはかつての恋人キャシーを見つけます。一度はステージの真ん中に立つ花形スターであったキャシーが何故?
「君はもうトシだ。それに今更バックダンサーなんかできっこないだろう」
問い掛けに彼女は答えます。「私はダンサー、踊りたいの」
名声やスターの地位を維持するための演技は彼女には必要なかった。ただ踊りたい、それだけが彼女を衝き動かしていたのです。

物語はこの後、一人の有望な青年が膝を痛めてこの場を去ってザックの最後の問いが皆に投げかけられます。
「今日、今、ダンスができなくなったら、君達はどうする?」
一人の少女が顔をあげ、問いに答えます。「悔やまない、この日々が報われず過ぎ去ったとしても、それは私が選んだ道だから」
やがて全員の声が一つに、そしてワン!の大合唱に繋がっていきます。

主役のいないドラマです。それだけに変わり者と呼ばれアクターズスクールで道を外れてしまった少女から語り始められる「自分が選んだ道を生きる誇り」が圧倒的に胸に響きます。自分の人生は他の誰にも生きられない、自分ひとりだけのもの。この瞬間瞬間にも私は私が生き続ける事を選んでいるはずなのです。ならば自分が誇れる、自分の愛する自分を生きよう。
そんな思いを胸に劇場のドアを開けて。