小中高と四国で過ごしたワリには一向にボケツッコミが上手くない私は、本のタイトルにふらふらっと来てしまいました。著者斎藤孝さんの名前は「声に出して読みたい日本語」で初めて意識しましたが、本棚を見てみると何冊か既に持っていました。改めてアマゾンで検索してみたらアマゾンだけでも68冊もある多作作家でいらっしゃるようで…。(引用が多いから、と突っ込んではいけません(笑))
自分自身がコメント力を意識したのはタイトルのつけ方です。ブログ書くにせよ、何かプレゼンするにせよ、一発で目を引くキャッチーなコピーは、ストレートにそのものを表現するだけでなく、捻りを利かせたり時にはムーンサルトを使って記憶に残るものになっている必要があります。そこで何かを言い表すとか印象付ける能力としてコメント力は凄く近い物を感じた、訳ですが。
筆者はコメント力を「一言で「なるほど」と思わせる、見方が鋭い、本質を突いた言葉を発する必要がある」と言います。テレビのコメンテーターの一言に我々が快哉を叫ぶ時って大抵形容詞に「鋭い!」が来ますね。何やらもやもやとした長ったらしい事実を「つまり一言で言えばこう言うことよね?」と言えてそれを聞いた聴衆がはたと膝を打つような一言が出せる力、と言うことになります。
意味のあるコメントは単に鋭いだけでなく、オイシくないと、と言うのもポインツです。ちょっとした皮肉やジョークが利いていたり、教養がちらりと覗いたり、思わず引用して「ほぅ」と言わせることができるようなものがいいですね。
「コメント力」の面白い所はコメントへのオイシさを追加するTipsを、実際に良く知られているコメントの実例をあげて整理して紹介している所でしょう。
例えば立川談志が酷く不味い飯屋で求められた色紙に対してなんと書添えたか。「○○○して喰え!」
皆さんならなんと入れますか?
引用されているコメントの元ネタを知っていればソレナリに、知らないなら頭を絞って自分ならどうコメントすればオイシイか考えて見ると面白いでしょう。やり始めると何かにつけてオイシイコメントを考える頭になってしまいます。尤も関西の方々は子供の頃からこのコメント力をボケツッコミ力として鍛え上げられていらっしゃるでしょうが…(笑)
ちなみに上の空白。私は「心して喰え!」にしました。正解は本の方で確かめてください。

著者: 齋藤 孝
タイトル: 声に出して読みたい日本語

著者: 齋藤 孝
タイトル: コメント力