日曜日は母の日ですね赤薔薇

娘たちには、先日お誕生日で色々もらったばかりなので、
何もいらないからねパーと伝えました。


私が若い頃、母にこれをしつこく言われると、
”素直に受け取ればいいのに”と思ったものですが、
やはり母心としては、なけなしのお金を自分に使って欲しくない、
って思うものなんですね。
自分が親になってわかったことがたくさんある。

私たち姉妹は、母の日に母の施設に行って一緒に過ごす予定です。
何度かの入退院で母はだいぶ弱ってしまい、
現在はほとんど寝て生活しています。

去年の今頃、部屋にある伝い棒で廊下まで出てしまったり
頻繁に転倒していたことが今では信じられません。
転倒によっていつか大怪我をするかもしれない、
それで骨折をして入院し、2度と戻ってこられなかった入居者様が過去に何人もいた、
とスタッフの方々に説得され、部屋の伝い棒を全て撤去、
ベッドは低床ベッドに交換・・

母は最後まで”伝い棒を取らないでほしい”と言っていたけれど
最後には断念して、このようになりました。

母が生きていても楽しくないなんて思ったら何よりも辛い😢
だから私たちは当時ものすごく悩んで施設のスタッフの方々とも結構ぶつかったし
泣いたし・・でも実際母の転倒の仕方は見ていてとても危険だったので
最終的には従う他ないと思いました。

もう現在ではほとんど歩くこともままならず、
嚥下機能が低下したことにより固形物が飲み込めなくなり(これが前々回の入院の理由、
前回は食後突然嘔吐し、異常はなかったけれど念の為検査入院を2週間していました)

現在はミキサー食、このような食事になってしまいました。
初めてこれを見た時はとても悲しかった・・・
もう母は大好きなパンも、エビフライも食べられないの?
これがハンバーグ味だなんて言われたって・・・😭

でもそんな中でも、おやつは喉越しの良いものなら好きなものを食べて大丈夫、と
看護師さんに言ってもらえて、姉が買って行ったメイバランスアイス、
美味しいと全部食べたって😊

 

私は先日駅のケーキ屋さんで可愛い瓶入りのプリンを持って行ったら、
それも美味しいと全部食べたって😊

 

母は副腎皮質ホルモン低下症という持病を持っていて、
その病気の特質から、老化と共に体が衰弱しているのだと思います。
足腰も60代から難がありました。
認知症の初期と去年診断されて、言葉がだいぶ出なくなってしまいました。
しかし、進行は本当に緩やかで、わたしたち家族の誰のことも忘れないし、
今でも夕方になると私に”早く、帰りなさい”と言える思いやりも忘れていません😢

歳の取り方は本当に人それぞれですね。

母はおそらく、今の状態を自分の運命だとして受け止めていると思います。
でも、歩きたいと思う(支えてあげると、数歩歩くことができます)
私たちともっとおしゃべりもしたいだろうと思う。
だから、多少家のことを犠牲にしても、母にできる限り会いに行きたいと思ってる。
夫にそれを伝えたら、”当たり前のことだ、気にするな”と言ってくれました。

母の部屋で、時々寝ている母のお腹に頭をもたれかけて私も寝ることがあります。
(急に介護士さんがくるとかなり慌てます😅・・いつも賛美歌がかかっているので
本当にすやすや寝てしまう)
幼い頃、夜、炊事を終えた母の少し湿ったエプロンの膝枕で耳かきをしてもらったことを
思い出します。
自分も人の子だったことを思い出し、暖かい気持ちになって、
夕方4時を過ぎると、”早く、帰りなさい”って言われて、
”またすぐくるね😊”と言って部屋をあとにします。

いまだに母に与えてもらっています✨