小6の生徒さんやりおつんの宿題の英作文の添削をしていると

思い出すことがあります。

 

中学生の頃、姉の真似をして世界中の同世代の子と文化交流できるペンパル組織(?)

に登録して、フィンランド、スウェーデン、アメリカの女の子と文通していました。

中でもアメリカのコネチカット州に住んでいたDawnという同い年の女の子とは

高校生になってもずっと文通を続けていましたが、そのうち連絡が途絶えてしまいました。

(私が途絶えさせてしまったのかも)

結婚してから数年して大掃除していたらそれらの手紙がたくさん出てきて、

思い立って彼女の当時の住所に手紙を送ってみたんです。

結婚して苗字が変わったことや、当時の暮らしぶりについてなど

書いたと思います。

彼女のお母さんは数回結婚離婚を繰り返していて、住所も何度か変わったので

多分もう、本人には届かないかもしれないとダメもとで送ったエアメールでしたが、

1ヶ月後くらいになんとお返事が来ました✨

実家を離れ、一人暮らしをしていると書いてあったと思うけど、

本人にあの手紙が届いて再び連絡が取れてとても嬉しかったのを覚えています。

 

今だったらfacebookなどSNSを通じてその日のうちに通じ合えると思うけど、

当時は手紙を送り合うしかなかったから、余計にドラマチックに感じたのだと思います。

 

文通を始めた頃、多分中1か中2だったと思うけど、

まずは自分で文章を書いてみて、父のところに持って行き、

毎回父が赤ペンでうんざりするほど添削して返してきました。

 

自分の特徴を表現するのに、魔女っ鼻と友達に言われると書いたら、

父が

”西洋人はみんな鼻が大きいから、魔女みたいな鼻だなんて書いたら、

化け物みたいな顔を想像されるから、やめなさい”

と全部訂正線を引かれてしまい、私はその文章が気に入っていたので

どうしても入れたくて、反発して大げんかに発展・・

なんてことがよくありました😅

 

でも、これの繰り返しで私は英作文の力をつけたと思います。

だから、自分の子供たちにも、生徒さんたちにも、とにかくたくさん読み、

書くことが力になる、とアドバイスしています。

(そのわりに自分はそんな読んでるわけじゃないけど😅)

 

2016年以降、英検の3級以降はお題を与えられて英作文するパートができたので、

私も準1級を受ける際に父に再び練習の英作文をFAXして添削してもらうことがありました。

晩年はもう、考えるのが疲れるようになったようで、

英作文を送っても、添削文が返ってこなくなり、寂しかったな・・

 

今、こうして私が英語を教える仕事をし、

英語学習を懲りずに続けているのは間違いなく、

父の影響で、父から受け継いだDNAだと思います。

(かなり薄くなって劣化した状態で受け継ぎましたが😅)

 

歳と共に物覚えが悪くなる一方だけど、頑張ろう。