みなさんこんばんは音譜

今日は私が再発した今回の「エナメル上皮腫」についてお話しようと思います。

 

去年の手術を終えて落ち着いた頃から、検診を3ヶ月おきに行なっていました。

少し違和感を抱えつつももうすぐ検診だからいいやーなんて思いつつ、久しぶりの検診に行くと、少し怪しいから明日造影剤を入れてMRIの検査をしましょうと言われました。

MRIって本当に長いんですよね笑

45分くらいかかるし、私の場合顎の検査なのでヘッドホンをすることもできず音がうるさい!

そしてMRIは動きに弱いため唾を飲み込まないでくださいと....

この地獄のMRIはもう6回以上やっている気がしてますガーン

そうしてMRI検査を受けました。

例え再発となっていても去年よりはきっと小さいだろうし、手術となっても去年よりかは楽だろうと思い込んでました。

結果が3日後とかだった気がします。

私の不安が顔に表れていたのか、何度も大丈夫だよと言って断ったのに仕事を切り上げてまで彼氏が一緒に病院に行ってくれました。

担当医の先生に言われた言葉は「残念ながら再発してました。そして前回より大きな手術になります」と。

先生は私がモデルをやっていることを知っていたのでなかなか言い出せなかったんだと思います。

遠回しな優しい説明の後に彼氏が「顎の骨は残せなくて切り落とさなくちゃいけないということですか?」とズバッと聞き、

先生が「はい、そうです」と答えた後、頭が真っ白になって涙がたくさん出てきてしまいました。

その後の説明はずっと彼氏が私の手を握りながら聞いてくれていました。

親御さんと連絡を取れますか?と言われ、すぐに父に連絡をしたら「大丈夫だ。すぐ行くからね。待っててね」と。

母に「また迷惑をかけちゃうね。ごめんね」と連絡をした時には「紗英が謝ることないんだよ。悪いのは病気だからね」と言ってもらいました。

もうモデルの仕事も無理だな...もっとやりたかったなという気持ちと同時に家族や彼氏の優しさがすごく、いろんな感情が詰まった涙が止まらなくなりました。

先生の説明が終わり、お昼時間もだいぶ過ぎていたので彼が「何か食べに行こうか!何でも良いよ!紗英が食べたいもの食べに行こう!」そう言ってくれて、お互い食べられそうな蕎麦屋に行きました。

料理が出てくる間もずっと励まし続けてくれていたのはうっすら覚えています。

結局二人ともなかなか喉が通らず、半分も食べられませんでした。

その日は一日中ずっと一緒にいてくれて、一人で考える時間はなかったのでとてもありがたかった.....

眠る前には、彼が

 

「紗英が坊主にならなくちゃいけないなら、僕も一緒に坊主にする。一人で頑張るんじゃなくて一緒に頑張るんだからね」

と言ってくれました。

その言葉にとてもとても救われました。

 

地獄のような1日だったのに少し光が見えた、そんな日でした。