【ワインガールズ】読み終えました。
点と点であった登場人物達が、線で結びれた時の衝撃は言葉になりませんでした。
また、途中から終盤にかけて涙が止まりませんでした。
壮大な作品過ぎて、私みたいな者が感想書いていいものか...。
この本は、それぞれの事情を抱えた3人の女子高生が、たまたまワイン造りをするコースで出会い、意気投合。
時には衝突しながらも、自分達のワインを造り出す為に、切磋琢磨しながら造りあげていく。
その過程で、様々な歴史や悲しい出来事など学ぶ上、自分達の先祖が関わっていた事を知り、更に自分達のワインを最高な物にしようと熱意を持ってワイン造りをしていくといった内容の青春ストーリーです。
青春ストーリーでもありますが、諏訪地域に何故、ぶどう造り・ワイン造りが浸透したかという歴史も知れる内容でもあります。
この歴史は実話であり、実話を盛り込んだフィクションです。
先日のトークショーで、三四六さんが「戦争中、ぶどうは武器と言われた」といった内容の話をされ衝撃を受けたのですが、この本を読んで、こんな悲しい歴史があったんだ...と考えさせられました。
小説を書くにあたり、フォローしてくださった方から「この本は歴史本だ。」と言われたそうです。その話から、歴史本を多く出版する『ポプラ社』が選ばれたそうです。
実際、読ませて頂き、本当に歴史本だと感じました。
また、随所に三四六さんの熱い言魂もちりばめられています。
人生、様々な壁がたちはだかるが、それでも自分を信じ、前を向いて、壁の向こうへ乗り越えよう
そんな事を三四六さんはこの本から伝えようとしたのかなと感じました。
個人的な意見で、読む人それぞれ感じ方は違うかと思いますが...。
私が三四六さんのファンだから熱く語ってると思われちゃうかもしれませんが(^^;A、是非、沢山のみなさんに読んでほしいと思います。