愛知県蒲郡市には、冬になるとたくさんのユリカモメたちが越冬しにやって来ます。
そんなユリカモメたちにパンやスナック菓子などのエサを与えている人を見かけます。
環境省の鳥獣保護管理法には、野鳥への安易な餌付けはしないようにと記載があります。
<参照>
鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針 pg16,17
https://www.env.go.jp/nature/choju/plan/pdf/plan1-1b-H29.pdf
なぜ餌付けはしない方がいいのでしょうか?
・人が与える食べ物への依存が起こる
・人馴れが進み人身被害や農作物の被害に繋がる
・密度が高まり感染症の拡大を招く
・餌付けした人が感染症を拡大する
・こうしたことにより生態系を変えてしまう
など多くのリスクがあるからです。
野鳥が手からエサを食べるのは微笑ましく映るかもしれません。
ですが、野鳥はペットではなく野生の生きものです。
野生の生きものが野生下で生きていくためには、人が手出ししてはならない領域があります。
本当に野鳥が可愛くて大切なら、餌付けではなく、彼らの生息環境を守る活動へとつなげましょう。