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疲れはピークに来ている感じもある。まだまだここからしんどい日程を組んでるというのに先が思いやられる。
10:00
留学中から特別なお土産のためにいつもお世話になっていた、近所の日本人経営のワインケラー、DWG Handel さんに。
相変わらずワイン愛の溢れる素敵なマスター、最高。
11:00
住んでいた寮の1階のカフェに。
入った途端マスターが、
「久しぶりじゃないか、随分来なかったな」
と。なんとあたたかいことか…最高のアイアーシェッケ(ケーキ)に自然と口角が上がる。
13:30
お土産のバウムクーヘンとコーヒーを買い、ひと休みしてドレスデンの美術館、アルテマイスターに。素晴らしい作品のみならず、厳かな空間を堪能。
もし、一室一作の美術館があったら面白いな、とふと感じた。色々な作品がある中の、となるとどうしても集中がそがれるし、光の反射も全ての作品に良い配置にはできない。まあ、そういうこだわりは自分で所有しないとできないか。
美術と音楽の相違についても考える。細かい話は旅行記には書かないが、演奏の創造性というものをもう少しポジティブに考えることは、自分の精神にも良いのかもしれない、など。
17:00
音大の元守衛さんと会う。とても有能な方で、面倒な練習室取りも彼女にかかればあっという間だった。学生思いで能力も高かった彼女がいま音大にいないことが残念でならない。
つたないドイツ語で一所懸命話す。楽しい時間はあっという間。
19:00
昨日と同じコンサートに。今回は空席が多いためか安い値段で前から2列目に。近すぎると、団員の細かな機微が分かるので面白いのだが、非常に疲れるし、音響はさほど良くない。昨日とは別の聞き方をして楽しむ。
今回の演目のヴィオラのソリスト、タメスティは2公演ともに凄まじかった。これしかない、という音楽のラインを完璧に進んでいたように思う。
シュターツカペレはいつもそうだが、異常にフレーズが長く取れる。精神力とイメージ力だろうか…今回のアルプス交響曲なんて、50分1フレーズだったんじゃないかな笑
終演間際には時差ボケによる凶悪な睡魔に襲われる。渡航してのコンサートにはこんな危険もあった…がヨーロッパに行くときに時差ボケになることは今までなかった。これは歳かな…参った参った…。
夢のような2日間のコンサートはおしまい。全ては心に響いている。目指すものを忘れず進むのみ。


