一昨日のリサイタル、お越しくださった方に心より御礼申し上げます。
今回はプログラムの順番を変え、前半に約55分弾いてしまうという初の試みを。
自分ではこれしかない、という変更だったので変更には悔いがないが、そもそもの曲目を何か一工夫できたかもしれない。
しかしまぁ、今回は特に自分の持てる全ての能力を駆使して弾き切った感覚があり、今後の課題も明白に。
もうピアノを始めて30年が経つが、面白いもので深く考えれば考えるほど、根源の課題にたどり着く。
例えば自分が左利きであること。ピアノも高音部が右手にある以上右利きのための楽器なのではないかなとも思う。僕の場合右の方が細かい動きは得意だが、大きな肩からの動きに関しては完全に左に優位性があることが最近になってますます響いてきた。そして苦しくなると左に絶対に頼ることで、疲労も溜まりやすい。
自分をよく知る、ということが全て音楽に通じるのはありがたいような恥ずかしいような。
引き続きやることが沢山あるのは嬉しい限り。精進精進。
音楽は結局自分と向き合うこと。
弾く時も聴く時も、音楽を通してきっと自分と向き合っているのだと思う。
僕は音楽に関わる全ての人を心の底から応援しています。
信念を持って、音楽と共に来年も歩みましょう。