古代史ミステリー 第1集

邪馬台国と卑弥呼の謎に迫る


一昨年、かねてより念願の「吉野ヶ里遺跡」に行ってきた。

ちょうど発掘が再開した頃で

「現場が見られますよ」

と言われたけど、ともかく

広〜いの!!

(とてもじゃないけど全部は回りきれなかった)


その発掘現場から、ある墓が発掘されて話題になった

墓の蓋となっている岩板に卑弥呼の時代のものと思われる《線刻文字》が刻まれていたからだ


《線刻文字》は儀式などに用いられていたらしく解読はされていない


古代史、特に「謎の」と付けば観るよー!


(少しおかし、、ダルい?ドラマ仕立てになっているのはいつものNHKショボーン


古代、日本には文字がなかった


3世紀、「邪馬台国」「卑弥呼」といった言葉を知ることができ、卑弥呼のいた当時の日本(倭国)の様子がわかるのは『三国志』時代の魏の書

「魏志倭人伝」(正式名称ではない)

の数百文字の記載のみ


卑弥呼が魏へ使者を送った時のこと


当時邪馬台国は狗奴国との争いに疲弊していた


当初は傀儡女王として擁立された(かも)卑弥呼は再び戦乱が拡大しないための策として、魏に使者を送る


魏はそれを受け入れ卑弥呼に「親魏倭王」の称号を与えて後ろ盾となる約束をした


邪馬台国はその後しばらくは勢力を拡げられたらしい

しかしさらにその後の日本のことは5世紀「倭の五王」の時代まで謎

その間空白の4世紀と言われる


まあこの辺りの話は大体知ってるよね

卑弥呼のグローバル戦略!と言っていたけど、古代中国は度々国内での覇権を争っていたとはいえ、当時、最大にして最先端の軍事国家


邪馬台国だけでなく周辺の小さな国はどこも中国の後ろ盾は欲しがっていた


五王時代も今度は漢に使者を送っている

その証拠が有名な

「漢倭奴国王」

という金印

志賀島から発見されたアレね


自分としては、卑弥呼の墓と言われる「箸墓古墳」についてもう少し詳しく〜!と思ったけど、古墳関係は御法度なのね(多分)


他に是非触れて欲しかったこと

卑弥呼が魏に贈ったもの

生口(奴隷)男女10人ずつと織物については何もなかったよなあ

(織物って麻?)

このショボい貢物に対して

魏国からは。。

後ろ盾(証拠の金印)のほか、金や真珠、鉱物などの他、銅鏡100枚など破格の返礼をもらった!!


なぜそんな高待遇びっくり


卑弥呼が有能な呪術師として認められたから、ということらしいけど、そこはもっと詳しくやってほしいところ

(何となくは知ってるけど。。)


期待したほど面白くなかったようなショボーン


続けて観た

古代史ミステリー 第2集

ヤマト王権空白の世紀


謎の4世紀の間から5世紀にかけて、技術革新が目覚ましいことが分かり、面白かった!


世界最大の墓 仁徳天皇陵とか!

(盛り土の実験、興味深かった)

2m以上の長さの鉄製の長剣とか!!

(繋ぎ目がなく、龍がうねったような形)

盾型の鏡とか!!!

(世界で唯一のユニークな形)

馬の導入、養育とか!!!!

(干し草のほか粟なども食べさせて栄養管理)


すごくない!


どんどん大陸の技術(技術者も)を導入・吸収して、さらに工夫してより良いものを作り出す


鎧のパーツを《設計して量産》したなんていう新技術も手にしたびっくり

だから卑弥呼の時みたいにショボい貢物ではなくて、堂々と漢と渡り合えたかもね


まだ鉄が見つかってないから輸入に頼るというのが弱いところ

なので朝鮮半島に出兵するのだけど


(なんか近代日本とちょっと似てる?!)



馬!馬馬馬馬馬

初めて高句麗の騎馬軍団を見てやられた時の衝撃は、初めて戦車部隊を見た時のようなもの


馬は兵器でもあった


(中国では紀元前から騎馬民族が活躍して中国を脅かしていたので、中国としては早くから優秀な馬を欲していた)

汗血馬は特に有名

(漢の武帝が熱望した)


倭国でも馬が量産されるようになると

兵器としてだけでなく、各地への行き来を迅速に行い、統一を進めるための重要なインフラとなっていく


その後仏教伝来によって、文字や思想なども導入されて、古事記や日本書紀によって歴史が記録されるようになる


昔の話は人々の古い記憶に残る神話として。


ホント!面白いよね!