使い回す!そう決めたんだ! | 迷子の舞子の夕忌さん私のお家は…

迷子の舞子の夕忌さん私のお家は…

「exカーニバル」

元V系バンドマン。

ギターを弾く人でしたが解散により終了。

現在はゲーム実況者。

ブログはお絵描きを中心にふざけてます。
読んだあなたがほくそ笑んでくれることが目標です。

剛田「肩パンしよーぜぇ!」

皆「「「断るwww」」」






【剛田ウォーズ】


どーも、カップ焼きそばの湯切りをする際、シンクが「ベコン!」

ていう音に毎回「ビクン!(゜д゜;)」ってなります夕忌です
おはこんばんちわ。




またまたmixiの過去に書いたものを使い回させていただきます。























私の高校時代におけるある人物との物語を綴りたいと思います。






では学園バトルファンタジー(ポロリもあるでよ!)の始まりです。









~エピソード1 ファントムメナス~


時をさかのぼる事けっこう前。

高校に進学した俺は入学早々にラスボスにエンカウントするという
バグにみまわれた。




?「うっす」



俺「おぉ、うっす…」






そう挨拶をしてきた彼は俺の前の席にドカッと腰掛ける。

思わず 何部屋ですか? と尋ねたくなるその体躯は山の如し




俺はとても動揺した。







俺「え?????????;;;」








いや、今わからないのはその立派なボディの持ち主が前頭何枚目かと
いうことではない。




なんでこいつは椅子に馬乗りになっているのか




そして必然的に俺と向かい合っているのか




で、なんで俺の机に弁当箱が展開されているのか。









?「一緒に食おうぜ!」







剛田(仮)、彼は同じクラスで自己紹介の際にそう名乗っていた。






俺「あぁ…おぅ」






入学式から一週間とたっていないこの時期

とにかく新たな環境で仲間を増やさんとする新一年生の教室では

所々で孤立せまいと辺りを伺い、徘徊しては居場所を求める人影がある。

彼もその一人、

昼のチャイムと同時に一直線にここへ来た。

俺が立ち上がる間もなく弁当フィールドを展開した早業は、狙っていたとしか思えない。



その体躯でそのスピードとかwwwサモハンキンポーかおまえはwww











剛田「お前どこ中?」






ただのヤンキー「われどこ中じゃこらぁぁ!!」

強そうなヤンキー「○中の○○…」

ただのヤンキー「…っ!!!」

「「「ざわざわ…」」」

他A「○中の○○っつったらおめぇ…」

他B「あの…カミソリドラゴンの異名を持つ…」










そういうつっぱり漫画じゃねーからこれ!











俺「A中だよ、剛田はK中だっけ」

剛田「おう」




これが最初の剛田との絡みでした。

なんのことはない、高校生では当たり前の光景。





弁当を食べ終わると午後の授業が始まるまではまだ時間がある。

大抵は雑談したり、体育館や外で遊んだりするのが学生のデフォルトだろう。

とはいえ、まだ入学したての時期なのであまりそういった自然な姿は見られない。

あちこちでぎこちない空気であったり、

はたまた居場所を開拓すべく集まった者同士で熱烈な問答合戦が繰り広げられていた。





俺らはというと…









剛田「肩パンしよーぜ!」





はwwwwいwwww?





剛田「ジャンケンで負けたら肩パン! っしゃ!」





どうしてこうなったwwwww

っしゃ!じゃねーからwwwなんでもう構えてんの?www








※ここでわからない人のために説明しよう。

肩パン とは

【肩をパンチする】の略である。

主に中学校で流行る遊び

男子諸君なら必ず一度はやったことがあるだろう。

パンチされる側が相手に肩を向けて腕をマッスルポーズにし

全防御力を肩に集中する

そしてパンチする側は、その筋肉シールドに向けて

全攻撃力を拳にのせてぶち込む。


ただそれだけ。


意味など…無い。


大抵はジャンケン等で勝敗を決めて、負けたほうがパンチされる側になる
という

いわば罰ゲームのようなものだろうか…


しかし、俺らの場合

特に勝敗も決めずに突然肩パン大会が始まるパターンが多い

部族的なコミュニケーションに近かった。










剛「ッしゃ!!」


ドゴッ



俺「ッッッッッ!!!」





おwwwれwwwるwww





この時、俺は絶望的にジャンケンが弱かった気がした。

いや…そんなことは無いのだ。




こいつのパンチが重すぎる…

一撃の破壊力が凄まじいが故に、実際は2~3回のパンチでも

俺の肩はもう既に何十ものメテオストライクを喰らったかのようにボロボロだった。




丸太みてーな腕しやがってwwwチートだろwww





剛「うし!まだやるか?」





もう勘弁してくださいwwwなにこれwww

よく考えたらまだおまえとそんなに仲良くねーよwww




俺「もうやめよーぜwww肩はずれるwww」





恐らくこの高校で最初の犠牲者は俺だった。

しかしこれは単なる序章にすぎない。





暴君ラオウは覚醒を始めたばかりなのだ。



エピソード2へ続く…

かもしれない