『ぐぅぅえ…グぅッ…』
トイレから奇怪な声が聞こえる
『おご…ごふぇ…』
僕は恐る恐るトイレのドアを開けた
『出して…ぐぇ…出してよ』
便器から青い半円状の物が覗いている
僕はその奇妙な光景に何が起こっているのか理解できずにいた
『ぐぇ…臭っ…助けてのび太くん』
どうやらこの便器からはみ出しているドーム状の青い物体は"ドラえもん"らしい
『ねぇここどこ?すげぇ臭い…ねぇ挟まったみたいなんだけど…引き出しこれ以上開かないの?』
察するにこの"ドラえもん"
タイムマシンの搭乗口を間違えたようだ
『あ、やばいマジ臭い!のび太くん!っぷ…くさ!出して!はやく!いるんだろ!?』
ジャアアアア
僕はレバーを回した
終