新時代の黒字経営術 明日からのビジネスをやりなおそう! -9ページ目

妄想のすすめ

私が小学生の時に、深夜に「プロ野球ニュース」という番組がフジテレビで放映されていました。プロ野球大好きの私は、いつも見ていたものです。

その中でストーブリーグの時期、つまり冬場のネタがない時期に企画されていたものの一つに「わが故郷」というコーナーがありました。


これはスター選手になったプロ野球選手が、自分の故郷に帰って、小さな時に過ごした小中学校や地元の懐かしい場所を回遊して、しみじみ語るコーナーでした。


このコーナーは、わりとおたくだった自分に大きな影響を与えてくれました。

「おれも大人になったら、地域に関係なく活躍している自分が、こんな風にあとでこんなことがあったな~と故郷を振り返る人間になりたい」って。
そう勝手に妄想を抱いてしまいました。


もう一つ、あまり褒められることの少なかった自分に、「あなたは多分、人と違った人生を歩む人よ」と言ってくれた友人がいました。この友人の一言は、超普通だった私にとって、とっても嬉しい言葉のプレゼントでした。
そしてその言葉は「自分は普通で治まる人生ではないのだ」という妄想を自分に生涯イメージさせてくれました。


それら2つの出来事は、自分に勝手な根拠のない妄想「自分は地域に執着せずに、何か人と違う人生を歩んでいくべき人間」というイメージを抱かせてくれました。


成人になって、安定した地元の企業に就職しましたが、そのまま生涯を終えることに「NO」と決断出来たのも、上の妄想が間違いなく、自分の人生に影響しています。
このまま人生を終えていいのかという自分の理念は、自分の妄想から生まれたものだったのです。


今の私は成功しているわけではなくまだまだ発展途上にありますが、先日故郷に帰り、金沢、富山の風景をみて、散歩をしながら、そこで過ごした自分の人生を振り返ることが出来ました。

そう、自分の妄想がある程度現実になっていることを実感できたものです。


だからこう思うのです。妄想とは『自分の勝手なイメージをつくること』そしてこれは人生を変えるきっかけをつくってくれるということに気づかされました。

だからもっともっと「妄想」をして、自分イメージをしてみませんか。そうすれば人生に変化が生まれると思います。


ただし「妄想」は人に宣言したりすると単なる「危ない変な人」になりますから、気をつけましょう。あくまで自分の心の中でこっそりイメージしてくださいね。


そして妄想するだけでなく、それを実現するために、努力をすること、そして事を着実に始めて実行していくことを忘れないでください。